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中山間地域でも木造建築

 欧州の中大規模の木造建築は、都市だけでなく木材の生産地である中山間地域にも建てられている。

電力会社の本社ビル。イルベルケ・ツェントルム・モンタフォン(オーストリア・ヴァンダンス、2013年、Hermann Kaufmann)(写真:松尾 浩樹)
電力会社の本社ビル。イルベルケ・ツェントルム・モンタフォン(オーストリア・ヴァンダンス、2013年、Hermann Kaufmann)(写真:松尾 浩樹)
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オーストリアの中山間地域にある村の庁舎。ゲマインデ・ツェントルム・ルーデッシュ(オーストリア・ルーデッシュ、2005年、Hermann Kaufmann)(写真:網野 禎昭)
オーストリアの中山間地域にある村の庁舎。ゲマインデ・ツェントルム・ルーデッシュ(オーストリア・ルーデッシュ、2005年、Hermann Kaufmann)(写真:網野 禎昭)
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 都市から自動車で30分くらい入った山あいに木造建築が建ち、村が生き生きとしている。

 山あいの村は、日本であれば過疎に悩むような地域だろう。しかし、オーストリアやスイスでは過疎で疲弊しているという印象は受けない。地域の木材と地域の労働力を使って、村の活性化が行われている。

 例えば、オーストリアの西にあるクルンバッハは、人口約1000人の村だ。ここでは、木造の新しい建築が建てられ、大都市の若い人たちが移り住みたくなる魅力をつくり出している。

 エネルギーについても地域のエネルギーを活用し、木のチップを使って村全体の暖房を賄っている。村役場が設置した小さなボイラーから村全体の家々に熱を供給するのだ。

⼈⼝約1000⼈のオーストリア・クルンバッハの街並み(写真:松尾 浩樹)
⼈⼝約1000⼈のオーストリア・クルンバッハの街並み(写真:松尾 浩樹)
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オーストリア・クルンバッハの街並み(写真:松尾 浩樹)
オーストリア・クルンバッハの街並み(写真:松尾 浩樹)
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オーストリア・クルンバッハの街並み(写真:網野 禎昭)
オーストリア・クルンバッハの街並み(写真:網野 禎昭)
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地元で採れた⽊のチップを使ったボイラーで村中に熱を供給する。オーストリア・ラグガル(写真:網野 禎昭)
地元で採れた⽊のチップを使ったボイラーで村中に熱を供給する。オーストリア・ラグガル(写真:網野 禎昭)
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