世の中の予測は間違いだらけ──。100年、いや130年に1度の変革期を迎えたと言われる自動車業界。その行方を知りたがる人が多い中、自動車業界の将来予測は花盛りだ。ところが、「なぜ、そんな予測になるのか、根拠が薄いものが実に多い」と指摘するのが、元トヨタ自動車の技術者で愛知工業大学工学部客員教授の藤村俊夫氏である。トヨタ自動車で31年間にわたり、新エンジンの研究開発や自動車の走行・環境・安全などに関する研究開発に従事し、自動車を知り尽くす同氏が、技術的な視点で冷静に自動車の将来動向を徹底調査。その結果を語り尽くす。

愛知工業大学工学部客員教授(工学博士)、元トヨタ自動車、PwC Japan自動車セクター顧問をはじめ数社の顧問を兼任。
