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 「技術力など仕事をこなすスキルは十分なのに、職場や顧客から雑に扱われている」。あなたがこう感じる場合、実はあなたの今の見た目に問題があるのです。「こき使われている」「軽視されている」と感じるなら、まずは自分の外見を見直してみましょう。前回はこうしたことを述べました。

 ここからは、自分を変えるための具体的なステップを紹介します。まずは、見直すと一番効果が高いスーツスタイルについて。ITエンジニアのみなさんは、自社の社風や顧客企業の業種などによって勤務時の服装が大きく違うと思います。毎日スーツを着用するという人もいれば、スーツなんて年に数回しか着ないという人もいるでしょう。

 しかしカジュアルな服に比べ、スーツは正しく選べば最も簡単に、そして最も効果が高く、見た目を変えられるアイテムなのです。

 スーツを選ぶとき「何となく」で選んでいませんか。この「何となく」で選んでしまったスーツこそが、「雑に扱われている」とあなたが周囲から感じる要因の1つである可能性があります。ここを分析しながら、正しくスーツを選んでみましょう。

 スーツの選び方は、最近のIT業界で浸透しているビジネスカジュアルスタイルの基本にも通じます。汎用性の高い内容ですので、しっかりと押さえていきましょう。

スーツを選ぶ最重要ポイントはサイズ

 なぜ周囲から雑に扱われてしまうのか。その一番の原因はスーツスタイルが「野暮ったい」からです。では野暮ったいと感じさせる理由は何でしょうか。それは「サイズが全く合っていない」ということなのです。肩幅より大きなジャケット、ゆとりが多くダボダボなスラックス。まさに、おさがりの服をもらったような子供に見えてしまいます。

 前回も登場した写真をもう一度見てください。

どちらのスーツが仕事ができそうに見えますか
どちらのスーツが仕事ができそうに見えますか
左はサイズが大きいスーツを着用、右はサイズが適切なスーツを着用している(撮影:小野さやか、以下同)
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 違いが分かるでしょうか。同じ人物でも着ているスーツのサイズ感が違うだけで、こんなにも印象が違います。ダボっとしたスーツを着ている左側は、頼りなさを感じ、仕事を任せてもよいのだろうかと不安になります。「こいつは何言っても反論してこなさそうだな」「何でも頼めそうだな」と思われてしまいそうです。ビシッと自分のサイズに合ったスーツをスマートに着ている右側は、仕事をきっちりしてくれそうな印象を与えます。同じ人物でも相手の捉えられ方が変わる。これがまさに、見た目からくる印象なのです。

 スーツを選ぶとき、生地や色・柄、そして価格などに目が行きがちです。しかしスーツを選ぶ際の肝はサイズなのです。30万円の高級スーツを購入したとしてもサイズが合っていなければ、3万円のサイズの合っているスーツのほうがかっこよく見えます。

 では「サイズが合っている」はどのようにチェックすればいいのか、以下で7つのポイントを解説しましょう。

ジャストサイズのスーツを選ぶ7つのポイント

 まずはスーツのジャケットについて見ていきましょう。

ポイント1:中胴(なかどう)

 腰回りのことです。中胴が適切なサイズのジャケットを選ぶことで、スマートな印象を与えられます。適切なサイズの中胴かどうかを確認するには、第1ボタンを留めたスーツに拳を入れて確認します。拳1個分の余裕が適切です。それ以上余裕があるとサイズが大きすぎて野暮ったく見えてしまいます。

中胴のサイズを確かめる方法
中胴のサイズを確かめる方法
一番上のボタンをしめて、拳を入れて確認する
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ポイント2:袖丈

 ジャケットの袖もサイズ感に大きく影響を与えます。愛用のスーツを着た際に、スーツの袖とYシャツの袖の関係はどのようになっていますか。Yシャツの袖がきちんと見えていますか。あるいはYシャツの袖がダラっと出過ぎていませんか。

左が長すぎる袖丈、右がちょうど良い袖丈
左が長すぎる袖丈、右がちょうど良い袖丈
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 ジャケットの袖口からYシャツが1センチ~1.5センチ程度見えているのが、適切なジャケットの袖の長さです。またYシャツの袖は手首の骨が、隠れる程度の長さにしましょう。Yシャツの袖をジャケットの袖よりも長くするのは、ジャケットの袖を汚さないためでもあります。ジャケットの袖が長い場合、肌に直接ジャケットの袖が触れるため皮脂汚れや汗がついてしまい、袖先の生地が変色したり、傷んだりします。合理的な理由があるのです。