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 これまでは、周囲から正当な評価を得るためのスーツの選び方について解説してきました。まずスーツはサイズにこだわって選びます。スーツの色は自分が相手にどのような印象を与えたいかによって、紺色か灰色のどちらかを選びます。黒を選ぶのは非常識なので、選んではいけません。と、前回まではここまで解説しました。

 今回はスーツを離れて、バッグと靴の選び方を取り上げます。バッグや靴などのビジネスアイテムでも、あなたが常識だと思っていることが実は非常識といったことがあるでしょう。せっかく自らの印象を高めるスーツを選んだとしても、ほかのアイテムの選び方に失敗すると印象を損なってしまうかも知れません。

ビジネス現場のリュックにメリットなし

 まずバッグから解説していきます。あなたは通勤にどのようなバッグを使っていますか。SEはノートPCやコード類、資料などを持ち歩くことが多く、荷物が重くなりがちです。そこでリュックサックを使っている方も多いのではないでしょうか。小売り店頭ではビジネス向けのリュックサックの種類も充実し、スーツに似合うデザインの商品も登場しています。通勤電車でもリュックを背負っている人を当たり前のように見かけます。

スーツにリュックサックを背負ったビジネスパーソン
スーツにリュックサックを背負ったビジネスパーソン
ビジネスにリュックサックを利用するのは非常識だ(撮影:小野さやか、以下同)
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 スーツにリュックが当たり前になってきたように思えますが、実はスーツにリュックサックを合わせるのは非常識です。そもそもリュックサックは、ビジネスで使うことを想定していません。利用シーンが異なりスーツと合わせると、かなりちぐはぐな印象です。しかもある程度、年齢の高い人はリュックサックに対して良い印象を抱いていません。

 リュックサックは幼い印象を与えるアイテムでもあります。入社数年以内の若者であれば許容範囲かもしれませんが、中堅以上であれば年不相応な印象になり、垢抜けず野暮ったくなってしまいます。自分がチームリーダーで顧客の管理職と打ち合わせをする、といった機会がある人は避けるべきでしょう。

 このように、あなた自身の印象を一気に格下げしてしまうのがリュックサックです。もちろん、プライベートで使う分には構いません。しかしビジネスシーンでの使用を避けましょう。

 しかも、スーツにリュックサックを持つデメリットはこれだけではありません。リュックサックはスーツにとっても良くないのです。リュックサックはスーツの背中、肩、腰回りに接している状態になります。歩いているときに、それらの部分が歩行の振動で擦れるのです。スーツの生地を常にヤスリでこすっている状態といえます。当然生地は磨耗して、接触しているところだけテカテカになったり、傷んだりしてしまいます。これではせっかく買ったスーツが台無しですよね。シワもついてしまうので、スーツの見栄え自体も悪くなります。

 ビジネスシーンのバッグでお薦めなのは手提げのブリーフケースです。あらゆるビジネスシーンに馴染みますし、どの年代でも良い印象を与えられます。肩掛けが付いているショルダーバッグタイプのものは避けましょう。リュックサックがスーツを痛めるのと同様の理由で、スーツが痛んでしまいます。

お薦めの「手提げのブリーフケース」の例
お薦めの「手提げのブリーフケース」の例
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