SEは転職に関心があるのかどうか。こんな素朴な疑問を解消するため、日経 xTECHは2018年9月末から「IT人材の転職意識調査」を実施した。その結果を一挙公開。

 日経 xTECHが実施したアンケート調査では、約7割の人が程度の差はあれ「転職したい」との意向を持っていた。では、転職に向けてどのような活動をしているのだろうか。7種類の選択肢から当てはまるものを全て選んでもらった。

 最も多かったのが、「転職仲介サービスに登録している」(30.1%)。3人に1人が自分の情報を転職サービスに登録し、オファーを受けたり求人情報を調べたりしている。「ネットや就職情報誌で、自分に合う求人情報がないか探している」も29.7%に上った。

「現在、転職に向けて何らかの活動をしているか」という設問に対する回答の内訳。7種類の選択肢から、当てはまるもの全てを選んでもらった。回答者の総数は509
「現在、転職に向けて何らかの活動をしているか」という設問に対する回答の内訳。7種類の選択肢から、当てはまるもの全てを選んでもらった。回答者の総数は509
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 「その他」の回答として目立ったのは、市場価値を高めるための自己研さんの取り組み。「異業種に転職するため、働きながら専門学校に通いスキルを身に付けた」「自分自身のスキルアップ、公的資格を取る」「夜間、土日を使い養成講座に通っている」など、学習やスキルアップにまつわる記載が寄せられた。技術職らしく、「応募に必須な学術論文数を累積中」という人もいた。

 転職サービスに頼らず、自分で転職先を開拓しようとしている人もいる。「気になる会社に電子メールでアプローチする」「企業のホームページから自己のスキルに合う求人を探し、応募している」などだ。「独立できないか検討中」など、自ら事業を興す準備を始めている人も7人に達した。

20代の半数が仲介利用、40代は人のつながり重視

 転職活動状況を年齢ごとに分析すると、20代以下では半数が転職仲介サービスに登録していた。登録している人の割合は、年齢が上がるごとに減少していく。転職仲介サービスは一般に若手ほど求人が多く、オファーも寄せられやすい実情を反映しているのかもしれない。

 40代は相対的に、「知り合いなどのツテを頼って、良い就職先がないか探している」「技術者コミュニティーなどに顔を出して、良い就職先がないか探している」の割合が高い。経験を重ねて人脈が広がった分、人のつながりを転職に結び付けやすいということだろう。

「現在、転職に向けて何らかの活動をしているか」という設問に対する回答を、回答者の年齢別に分析した
「現在、転職に向けて何らかの活動をしているか」という設問に対する回答を、回答者の年齢別に分析した
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