大手電機メーカーの宇宙事業への新規参入が相次いでいる。ソニーやキヤノン電子がその代表だ。三菱電機やNECなどの老舗企業も衛星工場に投資したり、新規事業を始めたりしている。各社が宇宙事業に新しい可能性を感じるようになっているのは、多数の小型衛星が連携する「衛星コンステレーション」が普及するとみるためだ。今後、需要が拡大する見込みの衛星写真などの衛星データの取得を容易にし、安価にする。衛星機器の需要も押し上げる。本特集では、大手電機メーカーなどによる宇宙事業への取り組みを紹介する。