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 欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人は2018年10月25日、11年ぶりに全面改良したオフロードタイプのSUV(多目的スポーツ車)「ジープ・ラングラー」を発表した。外観デザインは先代から踏襲しながら、最大約53%の燃費改善や約90kgの軽量化を達成した。

 「一見すると先代から何も変わっていないように見えるが、それが狙いだ。すぐに識別できるラングラーのシルエットを守りつつ、中身は完全に新しくした」――。同日に千葉県浦安市で開いた発表会で、FCAジャパン社長兼CEO(最高経営責任者)のポンタス・ヘグストロム(Pontus Haggstrom)氏と語り、新型ラングラーを披露した(図1~4)。

図1 新型ラングラーを発表するFCAジャパン社長兼CEOのPontus Haggstrom氏
図1 新型ラングラーを発表するFCAジャパン社長兼CEOのPontus Haggstrom氏
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図2 新型ラングラー。丸目のヘッドランプや縦に7本のスロットが刻まれた「7スロットグリル」など、伝統の外観デザインを踏襲した
図2 新型ラングラー。丸目のヘッドランプや縦に7本のスロットが刻まれた「7スロットグリル」など、伝統の外観デザインを踏襲した
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図3 “元祖ジープ”とされる軍用車「WILLYS」。1941年に登場した
図3 “元祖ジープ”とされる軍用車「WILLYS」。1941年に登場した
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図4 民間用ジープ「CJ(Civilian Jeep)」が生まれたのは1944年。写真の「CJ-3」は1949年に生産が始まった
図4 民間用ジープ「CJ(Civilian Jeep)」が生まれたのは1944年。写真の「CJ-3」は1949年に生産が始まった
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 同年11月23日に発売し、3種類のラインアップを用意する。2ドアで排気量3.6LのV型6気筒エンジンを載せる「Sport」は受注生産で、価格は459万円。主力モデルとなるのが、4ドアで排気量2.0L直列4気筒エンジンを搭載する「Unlimited Sport」で、価格は494万円である。4ドアで同3.6Lエンジンを採用した発売記念仕様車の「Unlimited Sahara Launch Edition」は530万円である。悪路走破性を高めた最上位モデル「Unlimited Rubicon」は「2019年春に投入する」(Haggstrom氏)計画だ。

 新型ラングラーのエンジニアリング責任者を務めたFCAのジョン・アダムズ(John Adams)氏によると、「先代ユーザーからの改善要望で特に多かったのが燃費についてだった」という。そこで、新型の開発方針として、「パワートレーンの改良とアルミニウム(Al)合金を使った軽量化に注力した」(同氏)。