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(写真:日経コンストラクション)
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 岩手県奥州市に2018年4月21日、東北自動車道奥州スマートインターチェンジ(IC)が開通した。高速道路の本線から県道などに直結する約3万m2の舗装工事の所長を務めたのが、日本道路の小山貴章だ。「大部分の引き渡しは当初、18年3月末を目標にしていた。工期的に厳しい工事だった」と小山は明かす。

 日本道路が舗装工事の契約を東日本高速道路会社と結んだのは17年9月。別発注の土工事が終わるのを待ち、実際に着工できたのは10月下旬だった。アスファルト舗装の敷設は、路盤材を敷きならした後の18年1~2月の短い期間に限られた。

 しかも、雪が降ると舗装工事はできない。やんだ翌日に工事を再開できるわけでもない。除雪に丸1日ほどかかるからだ。発注者とも合意のうえ、当初の3月末の引き渡し目標は、雪が全く降らないことを前提としていた。

除雪作業の様子。路上表層再生工法などに使う建機のヒーターで加熱する(写真:日本道路)
除雪作業の様子。路上表層再生工法などに使う建機のヒーターで加熱する(写真:日本道路)
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 しかし例年にも増して雪が多く、工事は当初の計画通りに進まなかった。「天候が理由とはいえ、地元の期待に応えるためにも、遅れを最小限にとどめる必要があった」と小山は強調する。