

自動車メーカー、技術トップが語る

目次
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インドは成長をけん引する生命線、スズキ専務役員
スズキにとってインド市場は、今後の成長をけん引する生命線である。2030年には500万台の生産・販売体制を築き、シェア(市場占有率)50%を死守する。次世代技術の分野では、インドの現地法人が主導して電気自動車(EV)の開発を加速させている。専務役員で四輪技術本部長の蓮池利昭氏に、中長期の戦略を聞い…
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マツダ常務、新大型プラットフォーム投入で価格幅拡大
マツダにとって2019年は勝負の年だ。「スカイアクティブ」技術の第2世代を実用化する。まずは春に投入する「マツダ3」で、「スモール」と呼ぶプラットフォーム(PF)を採用し、パワートレーンを刷新。その後、大型車用の「ラージ」と呼ぶ新PFの投入が控える。マツダ常務執行役員の広瀬一郎氏に、失敗の許されな…
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「世界2位の規模のメリット生かす」、三菱自動車副社長の山下光彦氏
三菱自動車はカルロス・ゴーン氏の会長および代表取締役の職を解く一方、フランス・ルノー(Renault)、日産自動車との3社連合(アライアンス)は維持する。2016年、燃費不正などの不祥事から経営危機に陥った三菱自は、日産からの出資を受け、アライアンスを通じて経営再建に取り組んできた。その最中に起き…
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「スズキには絶対に負けられない」、ダイハツ工業取締役の松林淳氏
2016年にトヨタ自動車の完全子会社となったダイハツ工業。軽自動車で培った良品廉価の技術を強みに、トヨタグループで新興国向けの小型車開発を一手に引き受ける。すでにインドネシアやマレーシアでは高いシェアを誇るが、今後はタイなどにも対象地域を広げる。一方、成長が著しいインド市場では、トヨタと提携関係に…
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グーグルとの提携で早さを追求、日産専務執行役員
フランス・ルノー(Renault)や三菱自動車との相乗効果拡大を目指す日産自動車。一方、車載情報システムにおける米グーグル(Google)との技術提携や、自動運転技術の高度化など、次世代に向けた独自の取り組みも加速する。専務執行役員(アライアンスSVP、製品開発担当)の中畔邦雄氏に、アライアンスに…
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トヨタ執行役員、「イーパレット=MaaS」ではない
乗用車が主役に映るトヨタで、商用車を手掛けるCVカンパニーの印象は薄い。だがトヨタが「モビリティーカンパニー」へと脱皮する上で、主役に立つ潜在力を秘める。MaaSでは、法人用途の商用車がカギを握るからだ。CVカンパニーを率いる執行役員の小木曽聡氏に、商用車とモビリティーサービスの見通しを聞いた。