山中デスクが聴衆の面前でVTuberに変身、裏側を見せながら中継
とはいえ、2人は電脳世界の住人。通常のやり方なら会場のスクリーンに2人を映し出し、こちら側に居る我々と画面越しに対話する形式になります。それではつまらない。そこでなんと山中デスクが聴衆の面前で自らVR(Virtual Reality=仮想現実)ヘッドマウントディスプレー(VRHMD)を被り、VTuberに変身。2人の待つ電脳空間に乱入して、そこでインタビューするという前代未聞のやり方をとったのです。
電脳空間での山中デスクの分身(アバター)の美少女(!)も、デスク本人の自作。フリーで使えるIVRのアバター制作ソフト「Vカツ」を使い、「週末2時間ほどのやっつけ」(本人談)で作ってもらいました。ちなみにネットの一部では男性(おじさん)が美少女3Dアバターの中の人になるのを「バーチャル美少女受肉」、略して「バ美肉」と呼んだりしますが、山中デスクは300人近い聴衆の面前で、いわば「ライブバ美肉」を実演しつつ、2人のVTuberが待つ電脳空間に向かったのでした。
「それでは、行って参ります」――。そう言い残して慣れない電脳世界へ旅立つ山中デスク。初めて目の当たりにする光景に「うわあ、なにこれすごい!」と素で驚き、目の前に立つ美少女電脳少女シロさんに「かわえぇえ」と思わず声を漏らす。画面内ではぎこちなく動き、現実世界ではマイクに頭をぶつけるなどのドジっ娘ぶりに、会場はもちろん、生中継されていた「ニコニコ動画」の視聴者も大喜び。動画のコメントやツイッターでも「山中ちゃん、かわいい」「ファンになった」などと、応援の声が相次ぐ大盛り上がりになったのです。