2020年春、いよいよ5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスが国内でもスタートします。テレビや新聞でも話題の持ちきりの5Gの最新情報を日経クロステック編集部のバーチャル記者「黒須もあ(β)」が動画で解説します。(日経クロステック編集部)
こんにちは、日経 xTECH新人記者の黒須もあ(β)です。すでに生活に欠かせなくなったス携帯電話。2020年春に国内でも携帯電話の性能を大幅にパワーアップする新サービスが始まります。その名も「5G(ファイブジー)」。今回は5Gでどんなサービスなのか。現時点で分かってる話をまとめて動画で紹介しちゃいます!
春から始まる5G、ところで春っていつ?
5Gは2020年春からスタートといろんなメディアで言われていますが、そもそも「春」っていつでしょう?
実は携帯キャリア大手各社はまだ、サービス開始日や料金を具体的に発表していないんです。現時点ではNTTドコモは「2020年春」、KDDIグループとソフトバンクは「3月」、そして今年から携帯電話サービスに参入する楽天は「2020年6月」に、5Gのサービス開始とアナウンスしています。
端末に関しては先行してサービスが始まった韓国や米国のおかげもあり、様々なスマホメーカーが5G対応機を続々と発表しています。国内でのサービス開始直前の2月末には、スペインバルセロナで携帯電話関連の大きな展示会「MWC Barcelona 2020」が開催予定で、そこでも5G対応機が多数登場するはずです。おそらく春の5Gサービス開始時には十分な端末が揃うでしょう。
エリアの展開は?気になるサービス内容や料金は
一方で5G対応エリアの展開は思ったよりゆっくりになりそうです。ドコモが2019年9月に発表した計画では48都道府県で開通するのが2020年6月、基地局数が1万局に達するのはその1年後の2021年6月。最初に5Gを利用できるのは都市部とか教務用サービスの利用企業がいる場所に限られそうです。
サービスについては5Gの高速・大容量を生かした思い切ったプランが用意されるでしょう。例えば通信容量が月100ギガバイトとか、無制限といった感じです。価格はおそらく今のそれほど変わらないと言われてます。5Gに向けた設備投資などを考えると、各社とも少しは料金を上げたいのが本音なんですけど、それで誰も使わなければ意味ないですからね。
5Gの高速・大容量を生かしたサービスとは?
5Gではその高速大容量の特性を生かした様々な新サービスが登場しそうです。NTTドコモは2019年の東京ゲームショウでカプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイターV」に5Gを組み合わせたデモを披露しました。
何も無いテーブルの上にスマホをかざすとその画面に対戦プレーの様子が立体的に浮かび上がるというもの。闘いを好みの角度で観戦できるんです。このほか5Gは工場や工事現場・医療・物流・セキュリティーなどさまざまな業務での利用が期待されているんですよ。
それでは最後に…
最後の締めに、いつものあれ、お願いします。クロステーック!!!
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カテゴリ:5G/通信