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 2020年8~9月に開催される東京オリンピック・パラリンピック。主役は世界各国から参加して競い合う選手たちですが、その戦いの場をより高度に、楽しめるものとするためにさまざまな技術も活躍しています。そんなフィールド内外で競い合う新技術の数々をピックアップして、日経クロステック編集部のバーチャル記者「黒須もあ(β)」が動画で紹介します。(日経クロステック編集部)

【もあPICK UP!】オリンピック・パラリンピックテクノロジー【黒須もあ】
【もあPICK UP!】オリンピック・パラリンピックテクノロジー【黒須もあ】
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 こんにちは、日経クロステック新人記者の黒須もあ(β)です。今年はオリンピックイヤーですね!最近は新型コロナウイルスの影響を気にせざるを得ないのが悩みの種ですが……無事に開催された暁には、競技だけではなく、開会式や閉会式、3月末から始まる聖火リレーも見どころですね!ここで皆さんに注目してしていただきたいのは、オリンピックを支えるテクノロジーです!

 例えば、選手の皆さんが身に着ける道具や、練習を支援するシステム、会場の設備そのもの、そして運営をサポートするロボットなど、たくさんの新技術が導入されています。そんな東京オリンピック・パラリンピックを支える技術の中から、今回は以下の4つをピックアップして動画で紹介します。

  1. 国内初のカヌー競技人工コース「カヌー・スラロームセンター」
  2. フェンシング「動態解析システム」動きを可視化
  3. パラリンピック陸上「競技用義足」が進化!
  4. スタッフはロボット?!トヨタが開発した「FSR」に迫る!

今回ピックアップした4つのテーマ
今回ピックアップした4つのテーマ
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国内初のカヌー競技人工コース「カヌー・スラロームセンター」

 葛西臨海公園の近くに作られた「カヌー・スクロームセンター」は、コンクリートでできた国内初の人工カヌー競技場です。巨大なポンプを使って流れ落ちた水をくみ上げて循環させています。ここで使用されているのが、鶴見製作所が開発・製造した「揚水ポンプ」と「起流ポンプ」の2種類です。

背丈の2倍以上の高さがある「揚水ポンプ」と、より小型な「起流ポンプ」
背丈の2倍以上の高さがある「揚水ポンプ」と、より小型な「起流ポンプ」
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 揚水ポンプの役割は、終着地点であるフィニッシュプールの水をくみ上げて、開始地点であるスタートプールに送り出すことです。揚水ポンプは4基設置しており、本番では3基が稼働します。この3基で合計すると毎秒12トンもの水を送れちゃうんです。

長さ約200m、幅10m、平均勾配約2%の競技コースに水が流れ込んで激流を作ります
長さ約200m、幅10m、平均勾配約2%の競技コースに水が流れ込んで激流を作ります
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 一方、起流ポンプは、フィニッシュプールの手前にあるウオーミングアップコースの脇に設置されます。ポンプピットと呼ぶ地下プール1つ当たり3基の起流ポンプがあり、全部で15基が設置されます。起流ポンプはウオーミングアップコースの底面から強い水流を吐き出して、ウオーミングアップコースの水面を揺らすのが役目です。

水中から湧き上がるようなカヌー特有の流れに選手が慣らすために水面を揺らします
水中から湧き上がるようなカヌー特有の流れに選手が慣らすために水面を揺らします
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スタッフはロボット?!トヨタが開発した「FSR」に迫る!

 東京オリンピック・パラリンピックでは、来場者や大会運営スタッフなどを支援するために、さまざまなロボットが活用されます。その1つが、トヨタ自動車が開発した自律走行ロボット「FSR(フィールド・サポート・ロボット)」です。

 FSRは、ハンマー投げややり投げ、円盤投げといった投てき競技の運営スタッフを支援します。自動運転技術を用いて、スタッフから2メートル離れた後ろを自動で追いかけながら走ったり、出発地点に自動で戻ったりする機能を備えています。これまでは、7kg以上のハンマーを落下点からファウルゾーンまでスタッフが運び、そこからラジコンカーでサークルまで戻していました。長いと40m以上もスタッフが運んでいたそうです。

これまではスタッフが運んでいた競技道具を、代わりに運んでくれます
これまではスタッフが運んでいた競技道具を、代わりに運んでくれます
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 FSRは3個のカメラモジュールと1個のLiDARを搭載しています。2種類の可視光カメラで人や障害物の存在を認識し、赤外線ステレオカメラは物体との距離を把握するために使います。人や障害物などを認識して自動で回避できるそうです。

 LiDARは、FSRを動かすための地図を自動作成するために使います。平たんな陸上競技場のフィールドには道路のように目標物となる信号や標識・建物がないので、LiDARを使ってフィールドの外にある観客席などの形状を測定して地図を作ります。トヨタ自動車は、FSR以外にも様々なロボットによるサービスを提供予定なんだとか!

トヨタ自動車が開発したAI(人工知能)で精度を高めたんだそうです!
トヨタ自動車が開発したAI(人工知能)で精度を高めたんだそうです!
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それでは最後に…

 最後の締めに、いつものあれ、お願いします。クロステーック!!!

いつものあれ、いっしょにお願いします。「クロステーック!!!」
いつものあれ、いっしょにお願いします。「クロステーック!!!」
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【もあPICK UP!】オリンピック・パラリンピックテクノロジー【黒須もあ】
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