2020年9月と10月に、米Apple(アップル)は第4世代「iPad Air」と第8世代「iPad」の2機種、「Apple Watch Series 6」と廉価版の「Apple Watch SE」の2機種、「iPhone 12」シリーズ4機種、さらに11月には自社製プロセッサー(SoC)「M1」を搭載したパソコン「Mac」シリーズ3機種を立て続けに発表しました。毎年恒例となっているApple新製品を、日経クロステック編集部のバーチャル記者「黒須もあ」が動画で紹介します。(日経クロステック編集部)
こんにちは、日経クロステック記者の黒須もあです。毎年魅力的な新製品を発表している米Apple(アップル)。2020年にAppleが発表した新製品は、同年9月の「iPad」シリーズと「Apple Watch」シリーズ、同年10月の「iPhone 12」シリーズ、そして同年11月の自社製プロセッサー(SoC)「M1」を搭載したパソコン「Mac」シリーズでした!今回は、その中からMac以外の製品をピックアップして紹介したいと思います!
iPhoneは5Gに対応!
まずは10月に発表された「iPhone」!2020年は全4機種が発表されました! スタンダードの「iPhone 12」、高性能版の「iPhone 12 Pro」、大画面を採用した「iPhone 12 Pro Max」、そして今回から小型版の「iPhone 12 mini」が加わりました。全機種「5G」(第5世代移動通信システム)に対応しました。ただし、日本版は5Gの周波数帯の中でも「ミリ波」には対応せず、「Sub-6」にのみ対応します。
「Pro」を冠した2機種は、カメラ機能を強化した上位モデルです。スタンダードモデルとminiは広角と超広角の2眼ですが、iPhone 12 Proシリーズはそこに望遠を加えた3眼になっています。被写体までの距離を測定するLiDARセンサーを搭載!リアルなARを楽しめるほか、暗いときのオートフォーカスの精度を向上させました。加えて、プロの写真家などが使う「RAW形式」と呼ぶ記録方式にも対応しています。
血中酸素ウェルネスセンサー新搭載!
次は9月に発表があったApple Watch! 新製品の「Apple Watch Series 6」に加えて、新たに低価格版の「Apple Watch SE」が用意されました。Apple Watch SEは、2万9800円(税別)と、Series 6より1万円以上安いお手ごろ価格ながら、Series 6で初めて採用された常時計測の高度計を搭載するなど、機能としてはSeries 6からあまり見劣りしないんです。
それでも、Series 6ならではの目玉機能もあります。Series 6には新たに、「血中酸素ウェルネスセンサー」を搭載しました。このセンサーは肺で取り込まれた酸素が赤血球に含まれているかを示す、「血中酸素飽和度」を測定できます。肺炎などによる呼吸不全の指標となるんだそうです。こういった生体情報の測定のために、本体裏側へ搭載するセンサーを大きく改良しました。
iPadにType-Cと最新SoCと指紋センサー!
最後に9月に発表された「iPad」と「iPad Air」を紹介します! 中でも大きく変わったのはiPad Airでした。今回のiPad Airは、11インチの「iPad Pro」とほぼ同じデザインになり、iPad AirがiPad Pro化した感じになりました。端子類もLightning端子ではなく、iPad Proと同じUSB Type-CとSmart Connectorになって、Apple Pencilにも対応しています!
プロセッサーには、iPhone 12シリーズと同じ、最新の「A14 Bionic」を搭載しました。価格の高い11インチiPad Proは「A12Z Bionic」なので、より処理能力が高い新しいチップセットになっています。加えて、マスク姿では使いづらいFaceIDではなく、指紋でログイン認証するTouch IDに変更しています。
それでは最後に…
最後の締めに、いつものあれ、お願いします。クロステーック!!!