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 科学技術ジャーナリストの松浦晋也さんは「再延期はなく、1年の延期で打ち上げられる可能性が高い」と分析します。その理由は今回、不具合が発覚した2つの部位がLE-9の開発が始まる前から「もし問題が出るならここだろう」と予想されていた箇所だったからです。

 LE-9のコア技術である「エキスパンダー・ブリード・サイクル」を採用した大型エンジンは世界で初めて。これまで採用されていない技術ですが、大型化する際に生じやすい弱点は最初から分かっていました。ちょっとしたさじ加減の間違いがあれば「そこに問題が出る」とあらかじめ分かっていました。

「ロケットエンジンの開発はどこに魔物が潜んでいるか分からないもの」と語る岡田氏
「ロケットエンジンの開発はどこに魔物が潜んでいるか分からないもの」と語る岡田氏
2020年2月13日の三菱重工業・田代ロケット燃料燃焼試験場での試験後の会見時(出所:日経クロステック)
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 そこでJAXAはこれまでもそのリスクを常に念頭において開発を慎重に進めてきました。H3ロケットプロジェクトマネージャーの岡田氏は常々、「ロケットエンジンの開発はどこに魔物が潜んでいるか分からないもの」と発言し、予期せぬトラブルの発生に準備してきました。

 今回遂に、予期せぬトラブルが発覚しましたが、不具合の発生箇所と原因はあらかじめ想定した範囲でした。トラブルは残念ですが、解決は十分可能な範囲でした。だから打ち上げが再延期になる可能性は低いと言えるわけです。

 いかがでしたか?  延期されましたが、H3ロケットの打ち上げ楽しみです。本日紹介した内容が気になった方はぜひ日経クロステックの記事を読んでみてください!

 それでは最後にいつものあれ、よろしくお願いします。

いつものあれ、いっしょにお願いします。「クロステーック!!!」
いつものあれ、いっしょにお願いします。「クロステーック!!!」
(出所:日経クロステック)
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