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 暗きょが地中を通っている付近で、不同沈下や地盤変状が集中――。これは、札幌市豊平区月寒東3条地区にあるサニータウン月寒東で見つかった、北海道胆振東部地震による被害だ。同地区を1978年に造成した三井不動産(現在は三井不動産レジデンシャル)が地震後に配布した造成図と、被害箇所を照合して判明した〔図1〕。

〔図1〕暗きょに沿って被害が集中
〔図1〕暗きょに沿って被害が集中
(写真・資料:日経ホームビルダー)
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[A-A’断面図]
[A-A’断面図]
(資料:日経ホームビルダー)
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[暗きょの仕様]
[暗きょの仕様]
(資料:日経ホームビルダー)
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図は3点とも、三井不動産レジデンシャルが地震後に開催した住民説明会で配布した造成時の図面を基に日経ホームビルダーが作成。1番上の図は等高線に暗きょの位置を記したもの、2番目の図は断面図、3番目の図は暗きょの仕様。札幌市と三井不動産レジデンシャルはそれぞれ、ボーリング調査で地盤の状況を調べているところ

 造成図によると、月寒東地区はもともと10~12mの高低差がある傾斜地だった。土を切り盛りして平らに造成し、沢沿いに通っていた水田用水路をつぶして暗きょを整備した。