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 米アップル(Apple)の「iPhone」が他社のAndroidスマートフォンより速い。これは単なるイメージではない。ベンチマークテストの集計サイトでiPhone/iPadが上位を独占することは珍しくない。2019年1月時点で、iPhoneの性能が同世代のAndroidスマートフォンより高いのは歴然とした事実だ。

 例えばモバイルOS向けのベンチマークソフトで有名な「Antutu Benchmark」のスコアは、2018年12月時点におけるバージョン7でiPhoneのトップが「iPhone XS」の35万5856なのに対し、Androidスマートフォンのトップは「HUAWEI Mate 20」の30万6608である。

ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」のiOS版の集計
ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」のiOS版の集計
2018年12月時点のランキング。iPhoneのトップは35万超。iPad Proでは56万に達している。URLはhttp://www.antutu.com/en/ranking/ios1.htm
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ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」のAndroid版の集計
ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」のAndroid版の集計
2018年12月時点のランキング。トップの「HUAWEI Mate 20」でもスコアは30万ほど。URLはhttp://www.antutu.com/en/ranking/rank1.htm
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 iPhoneが頭一つ抜きんでる理由は、独自開発のCPUやGPUに代表される、垂直統合型のハードウエアの優位性にある。アップルはどのような手法で、ライバルに先んじる性能を実現しているのか。まずは速さの源泉となるキーデバイスの筆頭、独自開発のプロセッサーから見ていこう。