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 サッカークラブのFC今治を運営する今治.夢スポーツ(愛媛・今治)は2021年1月31日、計画進行中の「里山スタジアムプロジェクト」の概要を公表した。サッカー日本代表元監督で同社代表取締役会長の岡田武史氏が描いた構想の下、20年1月から梓設計(東京・大田)が基本設計を進めてきたものだ。23年に竣工、開業を目指す。

 現在J3リーグのFC今治は17年に、今治市の市街地南西部で、高橋ふれあいの丘にあるスポーツ公園内に収容人数約5000人の「ありがとうサービス.夢スタジアム」を開設している。今後リーグ昇格を目指す際、より規模の大きなスタジアムが必要となるため、拡張可能な施設の新設に踏み切った。

里山スタジアムのイメージ。敷地は今治市内の丘陵地に開発された新都市の一画、高橋ふれあいの丘のスポーツ公園内に立地する(資料:今治.夢スポーツ)
里山スタジアムのイメージ。敷地は今治市内の丘陵地に開発された新都市の一画、高橋ふれあいの丘のスポーツ公園内に立地する(資料:今治.夢スポーツ)
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里山スタジアムのイメージ。屋根のあるメインスタンドが1面、サブスタンドが3面の構成で、リーグ昇格に合わせて拡張可能な計画としている(資料:今治.夢スポーツ)
里山スタジアムのイメージ。屋根のあるメインスタンドが1面、サブスタンドが3面の構成で、リーグ昇格に合わせて拡張可能な計画としている(資料:今治.夢スポーツ)
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 プロジェクト名称の「里山スタジアム」は、そのままスタジアム建設のコンセプトとなっている。

 丘陵地の谷あいに開発された新都市の一画に立地する特性を生かし、「自然・景観と共生しながら、今治の魅力を再発見するみんなの居場所づくり」を進める。サッカークラブによるホーム戦の開催は年間20日にとどまるため、スポーツ・健康・教育をテーマとする機能複合によって「365日賑(にぎ)わいの創出を目指す」とうたっている。

里山スタジアムのイメージ。周囲に芝生広場などを設け、市民のための日常的な「居場所」となり得る施設を目指す(資料:今治.夢スポーツ)
里山スタジアムのイメージ。周囲に芝生広場などを設け、市民のための日常的な「居場所」となり得る施設を目指す(資料:今治.夢スポーツ)
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 敷地面積は約4万8500m2、新スタジアムの延べ面積は約8700m2。初期設定の規模は約6000席とし、J2基準の収容人数1万人以上、J1基準の同1万5000人以上に拡張できる計画とする。スタジアム後方にユニットスタンドを増設するための平場のスペースを確保。さらに、試合開催日には観覧席とし、それ以外の日は店舗や宿泊施設になり得る「里山ボックス」と呼ぶコンテナの活用なども計画している。

コンテナによる「里山ボックス」(右手)を多用して可変的な施設とする(資料:今治.夢スポーツ)
コンテナによる「里山ボックス」(右手)を多用して可変的な施設とする(資料:今治.夢スポーツ)
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里山スタジアムのサブスタンド側のイメージ。芝生席やテラス席なども用意し、観客が好みの観戦環境を選択できるようにする(資料:今治.夢スポーツ)
里山スタジアムのサブスタンド側のイメージ。芝生席やテラス席なども用意し、観客が好みの観戦環境を選択できるようにする(資料:今治.夢スポーツ)
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里山スタジアムのメインスタンド側のイメージ(資料:今治.夢スポーツ)
里山スタジアムのメインスタンド側のイメージ(資料:今治.夢スポーツ)
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