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 青森県八戸市は2021年2月17日、同市に建設中である美術館の名称を「八戸市美術館」に正式決定し、同年11月ごろにグランドオープンの予定であると発表した。開館に先立ち、夏ごろからプレ事業を実施することも明らかにしている。

施工中の「八戸市美術館」の外観(写真:田村 友一郎)
施工中の「八戸市美術館」の外観(写真:田村 友一郎)
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八戸市美術館の完成イメージ(資料:八戸市美術館)
八戸市美術館の完成イメージ(資料:八戸市美術館)
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八戸市美術館のロゴマーク。デザイナーの加藤賢策氏が手掛けた(資料:八戸市美術館)
八戸市美術館のロゴマーク。デザイナーの加藤賢策氏が手掛けた(資料:八戸市美術館)
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 館長には、日本大学理工学部建築学科教授の佐藤慎也氏が4月1日付で就任することも同時に発表した。佐藤氏の専門は美術館や劇場、ホールといった芸術文化施設の建築計画である。様々なアートプロジェクトに参画してきた経歴も持つ。

八戸市美術館の館長に就任する、日本大学理工学部建築学科教授の佐藤慎也氏(写真:川瀬 一絵)
八戸市美術館の館長に就任する、日本大学理工学部建築学科教授の佐藤慎也氏(写真:川瀬 一絵)
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 佐藤氏はこれまでも、八戸市美術館の開館準備に深く関わってきた。16~17年に「八戸市新美術館建設工事設計者選定プロポーザル審査委員会」の副委員長を務めた。同じく17年からは「八戸市新美術館運営検討委員会」の委員でもある。

 このプロポを勝ち抜き、八戸市美術館の設計を手掛けることになったのが、西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体である。新築する八戸市美術館は地上3階建てで、高さは約19m。構造は鉄骨造。敷地面積は6732.14m2、建築面積は3081.21m2、延べ面積は4844.95m2。施工者は、鴻池組・田名部組・東復建設特定建設工事共同企業体である。

 八戸市美術館の特徴は、「ジャイアントルーム」と呼ばれる巨大な空間を館内に設けることだ。大きな展示室であると同時に、「人が活動するアートファームのような場になる」。2月17日に会見した佐藤氏は、こう説明する。

施工中の「ジャイアントルーム」。人々がアートプロジェクトなどに参加して活動する場「アートファーム」にする計画(写真:田村 友一郎)
施工中の「ジャイアントルーム」。人々がアートプロジェクトなどに参加して活動する場「アートファーム」にする計画(写真:田村 友一郎)
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会見した佐藤氏が八戸市美術館の特徴を説明した(写真:日経クロステック)
会見した佐藤氏が八戸市美術館の特徴を説明した(写真:日経クロステック)
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 1986年に開館した旧八戸市美術館は、施設の老朽化などを理由に2017年に閉館した。そして新たな美術館の建設が同市で進められてきた。

 美術館のオープニングプロジェクトは八戸を代表する祭り「八戸三社大祭」を切り口に、浮世絵や現代アートなどの作品展示や地域とつながるアートプロジェクトを予定している。空間デザインと会場構成は、美術館の設計者メンバーが引き続き担当することも決まった。館長に就く佐藤氏と設計者が一緒になって、新しい美術館のオープンを盛り上げる。