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25年に新駅ビル、サポーズ監修の広場誕生で南口激変

 広島では、市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づき、駅ビルおよびその周辺で大規模な再開発が進んでいる。JR西日本グループは20年4月から、広島駅ビルの建て替え工事を進めてきた。21年3月には、駅ビルの新築工事に着手済みだ。

新しい広島駅ビルの外観イメージ(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
新しい広島駅ビルの外観イメージ(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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 先に完成する広島JPビルディングと共に、広島駅南口は25年に激変する。新しい駅ビルが同年春にも完成すると、両ビルはペデストリアンデッキで接続される予定である。

新駅ビルの2階レベルの配置図。駅ビルの外にある歩行者空間(濃い青の部分)は、広島市の整備イメージ(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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 新駅ビルの建築面積は約1万4000m2、延べ面積は約11万1000m2。地下1階・地上20階建てで、高さは約100m。構造は鉄骨造。商業施設の他、映画館やホテルなどができる。

新駅ビルのフロア構成イメージ(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
新駅ビルのフロア構成イメージ(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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 基本設計はJR西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体、実施設計と施工は大林組と広成建設による広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体が手掛ける。

 新駅ビルの目玉は、広島の新たな玄関口として再整備する南口広場だ。2階広場には広島を象徴する路面電車が乗り入れ、JR広島駅と接続する。ガラス張りの大開口から光が差し込む、明るい空間になる。

新駅ビルの広場デザイン(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
新駅ビルの広場デザイン(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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2階広場には、駅ビルに路面電車が乗り入れる(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
2階広場には、駅ビルに路面電車が乗り入れる(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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 緑が多い屋上広場も整える。雁木(がんぎ)のような大階段を屋外に設け、腰かけられる憩いの場にする。広島の街や路面電車を眺めたり、イベントを開いたりできる。

7階の屋上広場イメージ。雁木(がんぎ)のような大階段を設ける(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
7階の屋上広場イメージ。雁木(がんぎ)のような大階段を設ける(資料:JR西日本、JR西日本不動産開発、中国SC開発、JR西日本ホテル開発)
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 広場のデザイン監修は、広島と東京に拠点を置くSUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズデザインオフィス)が担当している。サポーズは谷尻誠氏と吉田愛氏が共同主宰する設計事務所だ。