全4718文字
PR
(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジ(IC)─新秦野IC間が2022年4月16日に開通した。今回の開通区間は延長12.8kmで、延長約253kmの新東名の約9割に当たる約228kmが供用されたことになる。工事中の新秦野IC─新御殿場IC間の約25kmが完成すると、新東名は海老名南ジャンクション(JCT)─豊田東JCT間の全線開通になる。開通前のイベント「ファンラン&ウオーク」でゆっくりランニングしてみた様子と開通式の様子を、写真と動画でお伝えする。

(資料:中日本高速道路会社)
(資料:中日本高速道路会社)
[画像のクリックで拡大表示]

 本線は暫定4車線(完成6車線)で開通した。今回の開通区間に整備された秦野丹沢サービスエリア(SA)は上下線分離型で、新東名の起点となる海老名南JCTから下り線で最初、上り線で最後のSAとなり、ETC専用の秦野丹沢スマートインターチェンジ(SIC)を上下線それぞれのSAに併設する。秦野丹沢SICは開通初日から利用可能だが、秦野丹沢SAの開業時期は未定だ。

 開通前の22年3月20日、新東名の本線上で「新秦野IC─伊勢原大山IC開通記念イベント 新東名高速道路ファンラン&ウオーク」が行われた。周辺地域の住民や関係者へのお披露目として、神奈川県秦野市が主催し、中日本高速道路会社の秦野工事事務所が協賛した。事前に応募した秦野市内に在住・在勤・在学の約2400人が参加した。内訳は、ファンランに約600人、ウオークに約1800人だ。

(資料:秦野市)
(資料:秦野市)
[画像のクリックで拡大表示]

 参加者は応募の際に、以下の3コースから1つを選ぶ。ファンランとウオークはともに本線上り線のみを使用する予定だったが、参加希望者が想定よりも多かったため、ファンランは上り線、ウオークは下り線をそれぞれ開放した。

ファンラン(19kmコース)
午前9時から随時スタート、正午終了
秦野丹沢SA─伊勢原大山IC付近往復

ファンラン(10kmコース)
午前9時から随時スタート、正午終了
秦野丹沢SA─高取山トンネル付近往復

ウオーク(4kmコース)
午前10時30分から随時スタート、午後4時終了
秦野丹沢SA─羽根トンネル付近往復

 スタートとゴールの地点となる秦野丹沢SA予定地ではSICの電光掲示板に「令和4年3月20日 新東名高速道路 ファンラン&ウオーク」と表示され、参加者の気分を盛り上げる。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 東京方面へ向かうランプからは、新東名の本線に架かる菩提高架橋と、その先につながる羽根トンネルを一望できる。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 午前9時、菩提高架橋の手間で高橋昌和・秦野市長による開会の挨拶と号砲でファンランがスタート。参加者が随時、シャトルバスで会場に到着してスタートするため、順位やタイムの計測、表彰は行わない。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 本線の上り線をファンランの参加者が東京方面へ向かって一斉に走り出した。ファンランの19kmコースの景色をたどるため、筆者は参加者と一緒に走ってみた。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 羽根トンネルの手前で、秦野工事事務所の関係者が応援していた。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]

 ウオークの参加者へ向けて、記念撮影のスポットと工事にまつわるパネル展示が用意されていた。

(写真:大上 祐史)
(写真:大上 祐史)
[画像のクリックで拡大表示]