全1359文字

心斎橋付近では珍しい駅直結オフィス

 建物の外観デザインは、「Quartz(水晶)」をコンセプトとする。低・中・高層部と上に行くに従ってボリュームを絞り、分節する。水晶が成長するかのように、ビル全体が上昇していく感じを表現する。

外観デザインコンセプトは「Quartz(水晶)」(資料:ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ)
外観デザインコンセプトは「Quartz(水晶)」(資料:ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ)
[画像のクリックで拡大表示]

 フロア構成は、地下2階から地上6階までが商業施設、地上8~14階が駅直結で希少性が高いオフィス、そして地上16~28階には京都に続くザ・ゲートホテルの関西2軒目にして同地区の旗艦ホテルを設ける。

 オフィスは1フロアが約268坪から、最小分割区画が約24坪まで、テナント企業の多様なニーズに対応できるフロアプランを用意する。地上8階に置くオフィスロビーは、2層吹き抜けを予定している。御堂筋を望む屋外テラスと接続し、オフィスワーカーにゆとりの空間を提供する。

8階のオフィスロビーには、屋外テラスを設ける(資料:ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ)
8階のオフィスロビーには、屋外テラスを設ける(資料:ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ)
[画像のクリックで拡大表示]

 ザ・ゲートホテルは、客室数が220室以上になる見通しだ。約120mの高さにある最上階には、ルーフトップバーを設ける。こうして、富裕層やインバウンド向けのぜいたくな宿泊や食事、そして買い物ニーズに応える。ここ数年、御堂筋沿いには、高級ホテルが次々とオープンしている。

 この複合ビルは制振構造を採用する。制振デバイスと座屈補剛ブレースを設置し、変形抑制と安全性や居住性の向上を両立する。