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NTTドコモ中国支社は、広島テレビ放送(広島市)の地上1~3階にある「広島コンベンションホール」と、隣接する屋外イベント通り「エキキターレ」を2020年9月から5Gの通信エリアにすると発表した。エキキターレにはドコモの5Gエリアとしては全国で初めて、AGCとドコモが共同開発したガラスアンテナ「WAVEATTOCH(ウェーブアトッチ)」を導入する。
AGCとNTTドコモが共同開発したガラスアンテナ「WAVEATTOCH(ウェーブアトッチ)」。20年6月に5Gに対応したばかり。製品名には、電波(ウェーブ)を窓ガラスに後付け(アトッチ工法)できるという意味を込めた(写真:広島テレビ放送、NTTドコモ中国支社、AGC)
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エキキターレは、広島テレビの本社ビルと西側にある複合施設「グラノード広島」の間にあるイベント通りだ。南北100m、東西20m、約1020m2の広さがある。
広島テレビの本社ビルに隣接するイベント通り「エキキターレ」は、広島駅から徒歩4分ほどの距離にある(資料:広島テレビ放送、NTTドコモ中国支社、AGC)
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広島テレビの本社ビル。地上1~3階に「広島コンベンションホール」がある(写真:広島テレビ放送、NTTドコモ中国支社、AGC)
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広島テレビ本社ビル(右の建物)と複合施設「グラノード広島」(左の建物)の間にある通りがエキキターレ(写真:広島テレビ放送、NTTドコモ中国支社、AGC)
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WAVEATTOCHは、既存の窓ガラスの室内側に張り付けられる透明なガラスアンテナだ。窓ガラスによる電波の減衰や反射の影響を抑える技術を採用し、安定した高速通信を実現する。今回はまず、エキキターレに面したホールの窓に1枚、ガラスアンテナを設置する。