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アラスカヒノキと鉄骨のハイブリッド

海と伊豆高原駅を見下ろすテラス席(写真:日経アーキテクチュア)
海と伊豆高原駅を見下ろすテラス席(写真:日経アーキテクチュア)
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 主要な柱と梁(はり)は鉄骨造だが、屋根を支える格子状の梁は木造。板材はアラスカヒノキだ。隈氏は、「三国さんは僕と同世代。素材を大切にする三国さんの料理に共感して、今回は木目の美しいアラスカヒノキを大胆に使った。板材を格子状に組む手法はこれまで集成材ではやったことがあるが、今回はアラスカヒノキの無垢(むく)材。素材の良さを料理とともに味わってほしい」と語った。

テラス席で談笑する三国清三シェフ(左)、隈研吾氏(中央)、野本弘文東急会長(右)(写真:日経アーキテクチュア)
テラス席で談笑する三国清三シェフ(左)、隈研吾氏(中央)、野本弘文東急会長(右)(写真:日経アーキテクチュア)
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 梁のヒノキの断面寸法は45mm×550mm。交差角は直角ではなく、47度。交差部の切り欠きは75mmずつで、150mmかみ合っている。

テラス席上部の木造架構(写真:日経アーキテクチュア)
テラス席上部の木造架構(写真:日経アーキテクチュア)
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 よく見ると、ヒノキの板材に継ぎ目が見当たらない。実は最長約11.5mの“1本もの”を使っている。

既存の樹木を1本残したまま建てた(写真:日経アーキテクチュア)
既存の樹木を1本残したまま建てた(写真:日経アーキテクチュア)
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