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 福岡市東区にある九州大学箱崎キャンパス跡地の街づくりが動き始めた。福岡市、九州大学、都市再生機構(UR)の3者は、土地利用計画の提案を公募し、2020年11月30日まで民間サウンディングを実施している。

九州大学箱崎キャンパス跡地周辺の鳥瞰(ちょうかん)写真(写真:福岡市)
九州大学箱崎キャンパス跡地周辺の鳥瞰(ちょうかん)写真(写真:福岡市)
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 場所は天神から北東へ約4.5㎞の距離で、4㎞圏内に博多駅や福岡空港、博多港がある好立地だ。箱崎キャンパス跡の他に、公園、中学校など約50ヘクタールを更地にし、ゼロから街をつくる。

 新たな街の利便性を向上するため、隣接地に新駅の計画も進行中だ。周辺4校区の自治協議会がJR鹿児島本線新駅を設置してほしいとJR九州に要望。これを受けてJR九州は25年開業を目指して新駅設置を決定したと20年10月16日に発表した。

 市は、キャンパス跡地を中心とした街づくりを、スマートシティー化を推進するプロジェクト「Fukuoka Smart East(フクオカ・スマート・イースト)」の先進地区に位置付けている。

 高島宗一郎・福岡市長は、19年4月の会見で、政府が進める「スーパーシティ」構想への応募について「検討の俎上(そじょう)にある」と発言。対象地域に選ばれれば国家戦略特区制度を活用して、最先端技術を導入した未来都市に、より近づける。政府は年内に公募を開始し、21年春に対象地域を選定する予定だ。