日本大改造
目次
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西九州新幹線の長崎駅が開業、うねる膜屋根がシンボルに
武雄温泉(佐賀県武雄市)と長崎(長崎市)間を結ぶ西九州新幹線が2022年9月23日に開業する。「長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画」のプロポーザルで設計領域(東京・港)が選定されてからおよそ8年半。ついに新・長崎駅が全面オープンを迎える。
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淡路島の山間地に全長約100mの木造「空中座禅道場」、細部に宿る坂茂氏の狙い
兵庫県淡路島の山間地に立つ「禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)」。禅体験などができる宿泊施設だ。設計を手掛けたのは坂茂建築設計。「空中座禅道場」という風変わりな要望をいかに建築に落とし込むか。坂氏の答えは、「自然に囲まれて、中に入ると建物の存在を忘れてしまうような建築」だ。
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三菱地所が福岡天神のイムズ跡地に20階建て木質ビル、建物を九州産材のCLTで覆う
三菱地所は2022年8月30日、「天神ビッグバンボーナス」の認定を受け、福岡市中央区天神1丁目の再開発で20階建ての木質ビルを建設すると発表した。同社の商業施設「イムズ」跡地に建ち、建物は九州産材のCLT(直交集成板)で覆う。
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坂茂氏と画家の「男木島パビリオン」や四国村「おやねさん」、瀬戸芸に建築の新顔
2022年の春夏秋の3会期にわたって開催している「瀬戸内国際芸術祭2022」は、建築の見どころが多い。22年は直島の「ヴァレーギャラリー」や屋島の「やしまーる」の他に、坂茂氏と画家が共作した紙管の「男木島パビリオン」や、四国村にできたうねる屋根の「おやねさん」が建築好きにはお勧めだ。
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高松市屋島の新施設「やしまーる」開業、リング状の200m展望回廊を写真でひと巡り
構想から約10年。2022年8月5日、高松市の景勝地、屋島の山上に展望施設「高松市屋島山上交流拠点施設(やしまーる)」が開業した。曲がりくねったガラス張りの回廊は、歩いて1周できる。オープンしたばかりの新施設を豊富な写真で巡ろう。
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木造現しの「茨城県大子町新庁舎」竣工、計画地の浸水などで基本設計5回の難産
木造2階建ての「茨城県大子町新庁舎」が2022年7月に竣工し、同年8月7~8日に内覧会が開かれた。木立のような現しの木柱と方杖が屋内外を埋め尽くす。設計した遠藤克彦建築研究所は、度重なる計画変更や水害トラブルを4年がかりで乗り越えた。
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実力者ぞろいの若手建築家20組、万博会場の休憩所やトイレなど20施設を設計
2025年日本国際博覧会協会は2022年8月8日、大阪・関西万博の会場に設ける「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」の合計20施設を設計する若手建築家20組を発表した。各自が1施設を受け持つ。働き盛りの30代が中心で、業界では若手でも実績がある…
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開閉式屋根の新球場にパナの照明354台、固定屋根側とガラス壁側だけに設置
ファイターズ スポーツ&エンターテイメントとパナソニックは2022年7月20日、「北海道ボールパークFビレッジ」においてパートナーシップ契約を締結したと発表した。パナソニックは北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD(エスコンフィールド)HOKKAIDO」に、スポーツ向け照明器…
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大阪万博で永山祐子氏がパナのパビリオン「ノモの国」を設計、ドバイに続く連投
パナソニックホールディングスは2022年7月18日、大阪・関西万博の「1000日前キックオフイベント」を開催し、同グループが出展する民間パビリオンのパースを初公開した。名称は「ノモの国」で、設計は建築家の永山祐子氏が手掛ける。永山氏はドバイ万博日本館の設計に続いて連投する。
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大阪・関西万博の大屋根は世界最大級の木造建築物に、リングの最新パース公開
2025年日本国際博覧会協会は2022年7月13日、大阪・関西万博会場のシンボルになる大屋根(リング)の最新パースを公開した。リングは高さが12m、内径が約615mで、世界最大級の木造建築物になる見通しだ。屋上に上ることができる。
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ジャパネットが800億円の「長崎スタジアムシティ」着工、試合見えるホテルやオフィス
通販大手のジャパネットホールディングスは2022年6月26日、「長崎スタジアムシティプロジェクト」の起工式を開催した。スタジアムやアリーナ、オフィス、商業施設、ホテルを備える街づくりに約800億円を投資。24年9月の完成を目指す。
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高松市の屋島山上交流拠点施設「やしまーる」、22年8月開業前に絶景単独取材
日経クロステックは2022年6月初旬、同年8月に開業予定の「高松市屋島山上交流拠点施設(やしまーる)」を単独取材した。曲がりくねったガラス張りの回廊が川のように続くユニークな形の施設で、眼下には瀬戸内海の絶景が広がる。
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フォーシーズンズと一体のタワマン、「ブリリアタワー堂島」は希少性で販売好調
大阪市に2024年、フォーシーズンズホテルと合体した珍しい高級分譲マンション「Brillia Tower 堂島(ブリリアタワー堂島)」が完成する。共用部に多数のアートを置くのが特徴で、22年6月にはゲストサロンでアートの説明会を開催した。供給を開始した住戸は、既に全戸予約済みという人気ぶりだ。
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「うめきた公園」工事始まる、安藤忠雄氏の地下ミュージアムやSANAAの大屋根施設
うめきた2期開発事業者JV9社は2022年5月16日、JR大阪駅前の「うめきた公園(仮称)」の工事に本格着手した。27年春ごろの全体開園を目指す。園内の大屋根施設はSANAAが設計し、施設の大部分を地下に埋めるミュージアムは安藤忠雄建築研究所が設計監修する。
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大阪・心斎橋の交差点にエリア最大級ビル、ヒューリックと竹中工務店、パルコなど協業
ヒューリックは2022年5月10日、竹中工務店とJR西日本不動産開発、パルコと大阪市で推進している「心斎橋プロジェクト(仮称)」の概要を発表した。「心斎橋プラザビル」や「心斎橋フジビル」を建て替え、エリア最大級の複合ビルを建設する。駅直結の高級ホテルやオフィスを提供する。
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鳥取砂丘にミサワホームなどが観光施設、南極・月面など極地居住の技術も活用
鳥取市の広告代理店であるアドセンターパルやミサワホームなどが参画するコンソーシアムが、鳥取砂丘⻄側エリアにおける滞在型観光施設運営の優先交渉事業者に選ばれた。南極・月面など極地居住のための技術を、砂丘のキャンプ・グランピング施設にも利用する。
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外装に国内初の設計技術、星野リゾートの環境配慮型ホテル「OMO7大阪」
星野リゾートは2022年4月22日、同社が18年から展開しているOMOブランドと呼ぶ都市観光ホテル「OMO7大阪」(大阪市浪速区)を開業した。国内初の設計技術を採用して、施設を「膜」で覆うことで日射負荷の低減などを図っている。
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往復19kmを走った! 歩いた! 新東名の伊勢原大山IC─新秦野IC間が開通
新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジIC─新秦野IC間が2022年4月16日に開通した。これで延長約253kmの新東名のうち約9割の約228kmが供用されたことになる。開通前のイベントでランニングしてみた様子をお伝えする。
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大阪万博8テーマ事業の基本計画判明、隈研吾氏やSANAA、小堀哲夫氏などが参画
2025年日本国際博覧会協会は2022年4月18日、大阪・関西万博のテーマ事業の基本計画を発表した。生物学者の福岡伸一氏や映画監督の河瀨直美氏など8人のプロデューサーが主導するパビリオンの建築を、様々な設計事務所が手掛ける。隈研吾建築都市設計事務所やSANAA、小堀哲夫建築設計事務所などの参加が明…
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世界最大級の音楽ライブ施設「Kアリーナ横浜」建設現場に潜入、大スパンの屋根トラス
ケン・コーポレーションが2023年7月の完成を目指し、みなとみらいに世界最大級の音楽ライブ専用施設「Kアリーナ横浜」を建設中だ。日経クロステックは工事現場を単独取材した。音楽ファンが注目する巨大なライブ会場の内部を、一足早く紹介する。