日本大改造
目次
-
任天堂の旧本社社屋が22年4月にホテル「丸福樓」として開業、安藤忠雄氏が設計監修
Plan・Do・Seeは2022年1月20日、京都にある任天堂の旧本社社屋を活用したホテル「丸福樓(まるふくろう)」を22年4月に開業すると発表した。新棟も建設し、全18室とする。安藤忠雄氏が設計監修を手掛ける。
-
開校予定の飛騨高山大学近くに器状の施設、藤本壮介氏が本キャンパスと同じく設計
一般社団法人飛騨高山大学設立基金が2024年4月の開校を目指す「飛騨高山大学(仮称)」に近いJR飛騨古川駅の東口前に、同大と地域をつなぐ共創拠点ができる。設計は同大の本校キャンパスを設計する予定の藤本壮介氏が手掛ける。街に開く器状の建物は、緑化する大屋根に上れる。
-
安藤忠雄氏が「宇宙船地球号」テーマの研究棟デザイン、日本財団・阪大感染症対策PJ
日本財団と大阪大学は2021年12月16日、「日本財団・大阪大学感染症対策プロジェクト」の一環として、阪大内に新築する感染症に関する研究棟のコンセプトデザインを発表した。デザイン監修は建築家の安藤忠雄氏が担当する。安藤氏は「宇宙船地球号」をイメージしたという楕円形の建物を提案した。
-
「感染症対応シティ」でリードする福岡・天神、日本生命と積水ハウスなど建て替え
日本生命保険と積水ハウスが福岡市で進めている「天神1丁目北14番街区ビル(仮称)」が2021年12月13日、市の制度「天神ビッグバンボーナス」の適用を受けた。市の「感染症対応シティ」の取り組みを推進する。他に4件のプロジェクトが感染症対応シティに取り組むことで、ビル建て替えの規制緩和対象になってい…
-
RC柱をCLTで包む木質免震構造、坂茂氏設計の「タマディック名古屋ビル」竣工
RC(鉄筋コンクリート)の柱とCLT(直交集成板)を組み合わせた、全く新しい工法で建設した事業所「タマディック名古屋ビル」が、2021年11月24日に竣工した。木造のように見えるビルを設計したのは、坂茂建築設計。地下1階・地上8階建てで、RCの柱をCLT板で覆う世界初の構造だ。
-
新幹線高架下に2階建て木造オフィスをつくる前例なき挑戦、工事現場を初公開
新幹線の高架下に、木造2階建てのオフィスビルをつくる──。驚きのプロジェクトが名古屋駅近くで進んでいる。日経クロステックは建設現場に立ち入りを許された。炭素繊維と木の複合材「ライブリーウッド」を採用した話題の現場を初公開する。
-
吉本興業と岩手県紫波町・オガールの新事業、築37年の廃校を「まち」に変える
岩手県紫波町「ノウル プロジェクト」始動[後編]
吉本興業ホールディングスと岩手県紫波町、同町でまちづくりなどを手掛けるオガールは、3者連携の下で「持続可能な地方創生」を目指す。そのリーダーを養成するため、廃校を活用するまちづくりの中で、技能とビジネスの早期教育を進める。高校生と共に様々な事業を実践する。
-
吉本興業とオガールの強力タッグ、地方創生の“本丸”として技能教育事業に挑む
岩手県紫波町「ノウル プロジェクト」始動[前編]
吉本興業グループが、地方創生の取り組みに拍車を掛けている。2021年11月1日には、吉本興業ホールディングス(HD)と岩手県紫波町、同町のまちづくりなどを手掛けるオガールが包括連携協定を締結。閉校する町立小学校の跡地を活用し、高校生や社会人に地域の農業と連携する技能やビジネスを教える場をつくる。
-
大阪万博の大催事場を伊東豊雄氏が設計へ、「太陽の塔を連想させる」デザイン
2025年日本国際博覧会協会は21年10月27日、大催事場基本設計業務の公募型プロポーザルを行い、伊東豊雄建築設計事務所(東京・渋谷)を最優秀提案事業者に選定したと発表した。
-
「飛騨高山大学」に万博コンビ、学長候補に宮田裕章氏で本校設計には藤本壮介氏
一般社団法人飛驒高山大学設立基金は2024年4月に、岐阜県飛騨市に本校を構える私立大学「飛騨高山大学(仮称)」を設立する計画だ。21年11月5日には大学の学長候補と本校キャンパスの設計者を発表した。学長候補は慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章氏、本校キャンパスの設計は藤本壮介氏が手掛ける。2人は25…
-
直島に安藤忠雄建築「ヴァレーギャラリー」22年3月開館、杉本博司ギャラリーも
ベネッセホールディングスは2021年11月4日、香川県直島町に新たに2つのアート施設を22年3月に開館すると発表した。1つは、安藤忠雄氏が設計する直島で9カ所目の建築「ヴァレーギャラリー」。もう1つは、現代美術家の杉本博司氏と建築家の榊田倫之氏による新素材研究所が、杉本氏の既存の作品展示空間を改修…
-
清春芸術村に建築家のテント、島田・谷尻・永山・藤村ら6人の70年代生まれが集結
山梨県北杜市にある「清春芸術村」などで2021年10月30日から「HOKUTO ART PROGRAM」が始まった。参加者の半数近くが建築家で「テント」のお題が出された。同じテーマでも異なる形のテントが並ぶ。1970年代生まれの重松象平氏と島田陽氏、谷尻誠氏、永山祐子氏、長谷川豪氏、藤村龍至氏の6…
-
西澤徹夫氏ら設計の八戸市美術館が開業、巨大な「ジャイアントルーム」でアート育む
青森県八戸市で2021年11月3日、アートファームを標榜する「八戸市美術館」が開業した。市の中心部に位置する建物は、市民の目を引く。「ジャイアントルーム」という多目的な巨大空間を入り口に直結させ、その部屋に面するように専門的な個室群を配置した。
-
JRタワーしのぐ札幌駅隣接の巨大ビル開発、マスターアーキテクトに内藤廣氏
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合は2021年9月15日、同地区の全体デザイン監修を務めるマスターアーキテクトに建築家の内藤廣氏を選定した。施設は地下4階・地上46階建てで、高さは約250mと隣接するJRタワーをしのぐ巨大さだ。29年秋の開業を予定している。
-
浅沼組が支店改修で脱炭素85%達成、吉野杉の外装や建設残土を使った壁を採用
浅沼組は名古屋支店のオフィスビル改修が完了し、2021年9月16日に竣工したと発表した。築30年の既存躯体はそのままに、建設残土を使った壁や吉野杉の外装などを採用。躯体と仕上げにかかる製造・建設時の二酸化炭素排出量を約85%削減した。「ZEB Ready」を達成し、居住者の健康と快適性を評価する「…
-
京都の元新道小学校跡地を活用、隈研吾氏監修のホテルや歌舞練場を25年夏開業へ
NTT都市開発は2021年9月7日、京都市の「元新道小学校跡地活用計画」において、市と新道自治連合会との間で覚書を締結した。小学校および隣接する宮川町歌舞練場の建物は解体し、ホテルと新しい歌舞練場、地域施設を新築する。隈研吾建築都市設計事務所が建築デザイン監修を担当。25年夏ごろの開業を目指す。
-
自転車競技施設「千葉JPFドーム」10月開業、清水建設がリングシェルの大屋根設計
千葉市に完成したベロドローム(自転車競技施設)の「千葉JPFドーム」が2021年10月2日に供用を開始する。ドーム状の大屋根が特徴だ。設計・施工を手掛けた清水建設は新しい構造形式「リングシェル(単層張弦ドーム構造)」で大屋根を設計した。
-
中部横断道の山梨―静岡間、困難を乗り越え全線開通
山梨県と静岡県を結ぶ中部横断自動車道が2021年8月29日、ようやく全線開通した。これにより中央自動車道と新東名高速道路、東名高速道路が富士山の西側で結ばれ、山梨県庁と静岡県庁の間の移動にかかる時間は約70分短縮する。数々の困難を乗り越えて迎えた開通式の模様を、実際に走行した様子とともに伝える。
-
「大阪中之島美術館」竣工で内部判明、22年2月オープンの黒く巨大な箱の中身
大阪市北区の中之島で建設が進んでいた「大阪中之島美術館」の建物が2021年6月30日に竣工した。同館は22年2月2日にオープンする予定である。竣工を機に、報道陣に内部が初めて公開された。写真を中心に「黒い箱」の中を見ていこう。
-
小林武史氏がほれた大ホール、藤本壮介氏設計の石巻「まきあーとテラス」で音楽ライブ
2021年4月に開館した「マルホンまきあーとテラス」は、宮城県石巻市に東日本大震災後10年ぶりに再建された大型文化施設である。設計は藤本壮介建築設計事務所が手掛けた。家形や煙突形の建物が並んでいるように見える真っ白な建物だ。写真で館内を詳しく見ていく。