日本大改造
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小林武史氏がほれた大ホール、藤本壮介氏設計の石巻「まきあーとテラス」で音楽ライブ
2021年4月に開館した「マルホンまきあーとテラス」は、宮城県石巻市に東日本大震災後10年ぶりに再建された大型文化施設である。設計は藤本壮介建築設計事務所が手掛けた。家形や煙突形の建物が並んでいるように見える真っ白な建物だ。写真で館内を詳しく見ていく。
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隈研吾氏のCLT建築が“里帰り”、岡山県真庭市で「GREENable HIRUZEN」開業
岡山県真庭市は2021年7月15日、自然とサステナブルを体感できる施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)」を同市の蒜山高原にオープンした。目玉は、隈研吾氏が設計監修したCLTパビリオン「風の葉」だ。真庭市産のCLTを使って19年11月に東京・晴海に建設された「CLT P…
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京都にアート施設「Superblue」進出、チームラボが米メガギャラリーPaceなどと協業
チームラボを代表とする事業者グループは2021年6月22日、京都市と「京都駅東南部エリアにおける市有地の活用に係る基本協定」を締結した。事業者が複合文化施設を建設し、その中に米国発の体験型アートセンター「Superblue」が日本初上陸することが明らかになった。
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大林組の11階建て「純木造ビル」建設現場、ポイントはユニット化と雨対策
地上部の全構造部材に木材を採用し、11階建て高層ビルを建設している大林組。柱と梁のユニット化や念入りな雨対策を施すことで、順調に工事を進めている。今後の展開も見据え、様々な地域から木材を調達した。
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ホテルオークラと帝国ホテルが京都に相次ぎ進出、好立地に老舗の看板掲げて激戦地攻略
ホテルオークラと帝国ホテルが相次いで、京都に新しいホテルを開業する。ホテルオークラは三菱地所が京都で開発しているホテルの運営管理契約を結んだ。2022年1月に「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」としてオープンする。帝国ホテルは京都の祇園甲部歌舞練場敷地内に立つ「弥栄会館」の一部を保存活用したホテルの計…
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Park-PFIの国営公園が初開業、福岡「海の中道海浜公園」の球体テントでパーク旅行
三菱地所が代表企業である民間事業者は2021年5月17日、国土交通省がPark-PFIで募集した福岡市の「海の中道海浜公園官民連携推進事業」で公募設置等計画の認定を受けた。「パーク・ツーリズム」を掲げ、園内に宿泊施設などを整備する。22年3月にオープン予定で、Park-PFIによる国営公園の開業は…
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西日本豪雨の教訓、緊急車両の通行のため堤防天端を全て7mに拡幅
2018年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被害に遭った岡山県倉敷市の真備地区では、国や県、市が「真備緊急治水対策プロジェクト」を進めている。堤防の強化や河道掘削などのハード対策からハザードマップの作成といったソフト対策まで、様々な事業を実施している。それらの工事の進捗状況をリポートする。
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平田晃久氏や駒田剛司・由香両氏が緑豊かな共同住宅、前橋で建築家の設計ラッシュ
前橋市で、著名な建築家によるユニークな施設の設計ラッシュが続いている。藤本壮介氏や永山祐子氏に続き、平田晃久氏や駒田剛司氏と由香氏の夫妻が新たに共同住宅を備える複合施設を設計している。2022年の完成に向けて、プロジェクトの詳細が明らかになった。
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御殿場JCTが完成、東名と中央道が高速道路でつながる
新東名高速道路の新御殿場インターチェンジ(IC)─御殿場ジャンクション(JCT)とその周辺道路が2021年4月10日、開通した。東名高速道路と中央自動車道を高速道路で行き来できるようになり、観光や物流の面で利便性が向上した。開通前に開催された現場見学会で実際に走行した様子を、開通当日に行われた式典…
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川の付け替えで山をぶち抜く、西日本豪雨の被災地で進む背水対策
2018年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)による水害で、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備地区。緊急治水対策プロジェクトの一環で、バックウオーター(背水)対策として小田川が高梁(たかはし)川と合流する地点を4.6km下流側に付け替える工事が急ピッチで進む。目玉は、新しい河道の線形を遮る「南山」…
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チームラボアーキテクツが千葉の保育園設計、デジタル使わず多角形や色で多様性育む
チームラボのグループ会社で建築集団のチームラボアーキテクツは、千葉県流山市に完成した保育園を設計した。チームラボアーキテクツ代表の河田将吾氏に、2021年4月に開園した「キッズラボ南流山園」を案内してもらった。意外にも、チームラボが得意とするデジタルコンテンツは見当たらない。
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ジンズ最大施設「JINS PARK」が前橋に4月末開業、永山祐子氏が銅板で包む建物設計
ジンズは2021年4月29日、群馬県前橋市に同社最大面積の施設「JINS PARK(ジンズ パーク)」を開業する。眼鏡店に加え、ベーカリーカフェや屋外広場を併設する。施設内には大階段や吹き抜けスペース、屋上テラスを配置した。建物の設計は永山祐子建築設計が手掛けた。
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「工事の音は復興の音」、熊本地震後4年の短工期をかなえた新阿蘇大橋
震度7の前震と本震で熊本県を震撼(しんかん)させた熊本地震から5年がたつ。阿蘇大橋の崩落や斜面崩壊のあった同県南阿蘇村では復旧・復興が進み、新しい阿蘇大橋(以下、新阿蘇大橋)は先月の2021年3月に開通したばかりだ。着工からわずか4年での完成を実現させた数々の工期短縮策を振り返る。
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地震から5年で熊本城天守閣の復旧が完了、内部を一般公開へ
2016年4月の熊本地震から5年。地震で大きな被害を受けた熊本城天守閣が復旧を果たした。外観を被災前の姿に戻すだけでなく、耐震補強やバリアフリー化も併せて実施する工事が21年3月24日に完了。市は同年4月26日から天守閣内部の一般公開を始める。
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高級タワマンとフォーシーズンズホテルが合体、東京建物などが大阪・堂島で超高層開発
大阪市に、高級分譲マンション「Brillia Tower 堂島」とフォーシーズンズホテルが合体した巨大な複合タワーが誕生する。東京建物とシンガポールの不動産会社HPLは2021年4月8日、共同事業「ONE DOJIMA PROJECT」を開始すると発表した。共用部に多数のアートを置くのが特徴だ。2…
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22年2月開館の「大阪中之島美術館」、黒色の箱状外観と光差し込む内部遊歩道が特徴
大阪市で建設が進む「大阪中之島美術館」が、2022年2月2日に開館することが決まった。黒い箱のような建物の中心に、自由に通り抜けができるパッサージュを通すのが特徴だ。5階の企画展示室は関西最大級の広さになる。
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開発進展する神戸「ウオーターフロント都心」に兵庫県最大の多目的アリーナ
神戸市は2021年3月26日、ウオーターフロント都心ゾーンの一画で進める「新港突堤西地区(第2突堤)再開発」の優先交渉権者を発表した。収容人員1万人超の規模の「スマートアリーナ」を提案したNTT都市開発を代表とする企業連合体を選定。総事業費は未定。24年度の開業を目指す。
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本格エンタメアリーナが沖縄で完成、可動式メガビジョンで国内初の常設4Dリプレイも
沖縄県沖縄市でエンターテインメント性を追求した「沖縄アリーナ」が完成。2021年3月28日に落成式が開かれた。「観る」側の視点に立って、導入したデジタル技術や観客席の配置にこだわった観戦空間が特徴だ。
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チームラボが京都駅東南部にアートミュージアムやギャラリー開設へ、市有地60年利用
京都市は2021年3月22日、京都駅東南部に位置する市有地の活用で公募型プロポーザルを実施し、新たに設ける施設の契約候補事業者を選定したと発表した。チームラボが代表企業となる事業組合が選ばれ、同社のデジタルアートを常設展示する。世界的なアートギャラリーの誘致や市民ギャラリー、カフェの設置も計画して…
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延長100kmの球磨川復旧の舞台裏「ダンプトラック編隊4台まで」の渋滞対策
2020年の道路法改正では、被災した自治体の要請を受けて地方道全般の災害復旧などに直轄の権限代行を適用できるようになった。20年の7月豪雨(令和2年7月豪雨)による災害からの復旧では、この権限代行を初めて利用している。対象は流失した10橋と約100kmの道路だ。複数の工事を同時並行で進めなければな…