日本大改造
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「飛騨高山大学」に万博コンビ、学長候補に宮田裕章氏で本校設計には藤本壮介氏
一般社団法人飛驒高山大学設立基金は2024年4月に、岐阜県飛騨市に本校を構える私立大学「飛騨高山大学(仮称)」を設立する計画だ。21年11月5日には大学の学長候補と本校キャンパスの設計者を発表した。学長候補は慶応義塾大学医学部教授の宮田裕章氏、本校キャンパスの設計は藤本壮介氏が手掛ける。2人は25…
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直島に安藤忠雄建築「ヴァレーギャラリー」22年3月開館、杉本博司ギャラリーも
ベネッセホールディングスは2021年11月4日、香川県直島町に新たに2つのアート施設を22年3月に開館すると発表した。1つは、安藤忠雄氏が設計する直島で9カ所目の建築「ヴァレーギャラリー」。もう1つは、現代美術家の杉本博司氏と建築家の榊田倫之氏による新素材研究所が、杉本氏の既存の作品展示空間を改修…
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清春芸術村に建築家のテント、島田・谷尻・永山・藤村ら6人の70年代生まれが集結
山梨県北杜市にある「清春芸術村」などで2021年10月30日から「HOKUTO ART PROGRAM」が始まった。参加者の半数近くが建築家で「テント」のお題が出された。同じテーマでも異なる形のテントが並ぶ。1970年代生まれの重松象平氏と島田陽氏、谷尻誠氏、永山祐子氏、長谷川豪氏、藤村龍至氏の6…
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西澤徹夫氏ら設計の八戸市美術館が開業、巨大な「ジャイアントルーム」でアート育む
青森県八戸市で2021年11月3日、アートファームを標榜する「八戸市美術館」が開業した。市の中心部に位置する建物は、市民の目を引く。「ジャイアントルーム」という多目的な巨大空間を入り口に直結させ、その部屋に面するように専門的な個室群を配置した。
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JRタワーしのぐ札幌駅隣接の巨大ビル開発、マスターアーキテクトに内藤廣氏
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合は2021年9月15日、同地区の全体デザイン監修を務めるマスターアーキテクトに建築家の内藤廣氏を選定した。施設は地下4階・地上46階建てで、高さは約250mと隣接するJRタワーをしのぐ巨大さだ。29年秋の開業を予定している。
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浅沼組が支店改修で脱炭素85%達成、吉野杉の外装や建設残土を使った壁を採用
浅沼組は名古屋支店のオフィスビル改修が完了し、2021年9月16日に竣工したと発表した。築30年の既存躯体はそのままに、建設残土を使った壁や吉野杉の外装などを採用。躯体と仕上げにかかる製造・建設時の二酸化炭素排出量を約85%削減した。「ZEB Ready」を達成し、居住者の健康と快適性を評価する「…
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京都の元新道小学校跡地を活用、隈研吾氏監修のホテルや歌舞練場を25年夏開業へ
NTT都市開発は2021年9月7日、京都市の「元新道小学校跡地活用計画」において、市と新道自治連合会との間で覚書を締結した。小学校および隣接する宮川町歌舞練場の建物は解体し、ホテルと新しい歌舞練場、地域施設を新築する。隈研吾建築都市設計事務所が建築デザイン監修を担当。25年夏ごろの開業を目指す。
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自転車競技施設「千葉JPFドーム」10月開業、清水建設がリングシェルの大屋根設計
千葉市に完成したベロドローム(自転車競技施設)の「千葉JPFドーム」が2021年10月2日に供用を開始する。ドーム状の大屋根が特徴だ。設計・施工を手掛けた清水建設は新しい構造形式「リングシェル(単層張弦ドーム構造)」で大屋根を設計した。
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中部横断道の山梨―静岡間、困難を乗り越え全線開通
山梨県と静岡県を結ぶ中部横断自動車道が2021年8月29日、ようやく全線開通した。これにより中央自動車道と新東名高速道路、東名高速道路が富士山の西側で結ばれ、山梨県庁と静岡県庁の間の移動にかかる時間は約70分短縮する。数々の困難を乗り越えて迎えた開通式の模様を、実際に走行した様子とともに伝える。
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「大阪中之島美術館」竣工で内部判明、22年2月オープンの黒く巨大な箱の中身
大阪市北区の中之島で建設が進んでいた「大阪中之島美術館」の建物が2021年6月30日に竣工した。同館は22年2月2日にオープンする予定である。竣工を機に、報道陣に内部が初めて公開された。写真を中心に「黒い箱」の中を見ていこう。
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小林武史氏がほれた大ホール、藤本壮介氏設計の石巻「まきあーとテラス」で音楽ライブ
2021年4月に開館した「マルホンまきあーとテラス」は、宮城県石巻市に東日本大震災後10年ぶりに再建された大型文化施設である。設計は藤本壮介建築設計事務所が手掛けた。家形や煙突形の建物が並んでいるように見える真っ白な建物だ。写真で館内を詳しく見ていく。
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隈研吾氏のCLT建築が“里帰り”、岡山県真庭市で「GREENable HIRUZEN」開業
岡山県真庭市は2021年7月15日、自然とサステナブルを体感できる施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)」を同市の蒜山高原にオープンした。目玉は、隈研吾氏が設計監修したCLTパビリオン「風の葉」だ。真庭市産のCLTを使って19年11月に東京・晴海に建設された「CLT P…
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京都にアート施設「Superblue」進出、チームラボが米メガギャラリーPaceなどと協業
チームラボを代表とする事業者グループは2021年6月22日、京都市と「京都駅東南部エリアにおける市有地の活用に係る基本協定」を締結した。事業者が複合文化施設を建設し、その中に米国発の体験型アートセンター「Superblue」が日本初上陸することが明らかになった。
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大林組の11階建て「純木造ビル」建設現場、ポイントはユニット化と雨対策
地上部の全構造部材に木材を採用し、11階建て高層ビルを建設している大林組。柱と梁のユニット化や念入りな雨対策を施すことで、順調に工事を進めている。今後の展開も見据え、様々な地域から木材を調達した。
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ホテルオークラと帝国ホテルが京都に相次ぎ進出、好立地に老舗の看板掲げて激戦地攻略
ホテルオークラと帝国ホテルが相次いで、京都に新しいホテルを開業する。ホテルオークラは三菱地所が京都で開発しているホテルの運営管理契約を結んだ。2022年1月に「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」としてオープンする。帝国ホテルは京都の祇園甲部歌舞練場敷地内に立つ「弥栄会館」の一部を保存活用したホテルの計…
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Park-PFIの国営公園が初開業、福岡「海の中道海浜公園」の球体テントでパーク旅行
三菱地所が代表企業である民間事業者は2021年5月17日、国土交通省がPark-PFIで募集した福岡市の「海の中道海浜公園官民連携推進事業」で公募設置等計画の認定を受けた。「パーク・ツーリズム」を掲げ、園内に宿泊施設などを整備する。22年3月にオープン予定で、Park-PFIによる国営公園の開業は…
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平田晃久氏や駒田剛司・由香両氏が緑豊かな共同住宅、前橋で建築家の設計ラッシュ
前橋市で、著名な建築家によるユニークな施設の設計ラッシュが続いている。藤本壮介氏や永山祐子氏に続き、平田晃久氏や駒田剛司氏と由香氏の夫妻が新たに共同住宅を備える複合施設を設計している。2022年の完成に向けて、プロジェクトの詳細が明らかになった。
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西日本豪雨の教訓、緊急車両の通行のため堤防天端を全て7mに拡幅
2018年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被害に遭った岡山県倉敷市の真備地区では、国や県、市が「真備緊急治水対策プロジェクト」を進めている。堤防の強化や河道掘削などのハード対策からハザードマップの作成といったソフト対策まで、様々な事業を実施している。それらの工事の進捗状況をリポートする。
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御殿場JCTが完成、東名と中央道が高速道路でつながる
新東名高速道路の新御殿場インターチェンジ(IC)─御殿場ジャンクション(JCT)とその周辺道路が2021年4月10日、開通した。東名高速道路と中央自動車道を高速道路で行き来できるようになり、観光や物流の面で利便性が向上した。開通前に開催された現場見学会で実際に走行した様子を、開通当日に行われた式典…
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川の付け替えで山をぶち抜く、西日本豪雨の被災地で進む背水対策
2018年の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)による水害で、甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備地区。緊急治水対策プロジェクトの一環で、バックウオーター(背水)対策として小田川が高梁(たかはし)川と合流する地点を4.6km下流側に付け替える工事が急ピッチで進む。目玉は、新しい河道の線形を遮る「南山」…