日本大改造
目次
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世界初の「公園一体型」スタジアム、青木淳氏らが長野・松本平で挑む
鼎談:青木淳氏+品川雅俊氏/ともにAS パートナー+上林功氏/追手門学院大学社会学部准教授
県の陸上競技場を計画地である公園と一体化させる。「世界初」の試みになり得ると評された長野県松本市の松本平広域公園陸上競技場案は、どのように導き出されたのか。プロポーザルの最適候補者となったASの青木淳、品川雅俊両氏と、スポーツ建築の専門家として審査に加わった上林功氏に語り合ってもらった。
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地域一帯を3Dスキャン、NTT都市開発が小学校跡地活用で京都市と協定書締結
NTT都市開発は2020年12月8日、「元新道小学校跡地活用」に向けて京都市と基本協定書を締結した。既存建物を取り壊す前に3Dスキャンでデジタル保存することを検討中だ。同校跡地および隣接する宮川町歌舞練場の敷地に、宿泊施設と地域施設、新しい歌舞練場を新設する。
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新幹線駅直結の「ミナカ小田原」が開業、宿場町を模した商業施設で集客
東海道新幹線などが停まるJR小田原駅に直結する、複合施設「ミナカ小田原」が2020年12月4日に開業した。宿場町のような雰囲気の商業施設と、ホテルや温浴施設などが入る高層のタワーが一体となった建物で、かつての城下町に集客する。
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渋滞させない「新・床版取り換え」、安全と作業時間短縮の両立に挑む
中央自動車道の弓振川橋工事では、交通量の少ない夜間に1車線だけ交通規制して床版を取り換える新たな取り組みに挑戦している。中日本高速道路会社と大林組が共同で開発した床版取り換え工法「DAYFREE(デイフリー)」だ。
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「8時間」の壁を破れ、重交通下でも床版を取り換えられる新工法
2015年から全国で本格化した高速道路の床版更新。これまでは交通量の少ない路線や迂回路のある路線などから順に、上下線いずれかを通行規制して工事を進めてきた。今後は、対面通行にすると大渋滞が生じてしまう交通量の多い路線の床版更新が待ち構えている。
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前橋で300年の歴史ある白井屋旅館を改修、藤本壮介氏設計の“緑の丘”も新設
建築家の藤本壮介氏が設計したホテルが、前橋市に誕生する。白井屋ホテルは2020年11月4日、「白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL」を同年12月12日に開業すると発表した。老舗旅館を改修した建物と、植栽に覆われた新棟で構成する。
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角川武蔵野ミュージアム本格開業、「本棚劇場」「ギャラリー」「秘宝館」ごちゃ混ぜ
2020年11月6日、埼玉県所沢市で「角川武蔵野ミュージアム」がグランドオープンを迎えた。巨大な石の建築の中に「本棚劇場」「ギャラリー」「秘宝館」など、美術館と図書館、博物館をごちゃ混ぜに詰め込んだ。
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九大箱崎キャンパス跡地がスマートシティーに変わる、民間の提案を公募
福岡市・九州大学・URが民間サウンディングを実施
福岡市、九州大学、URの3者は、2020年11月30日まで、九州大学箱崎キャンパス跡地の街づくりに関する民間サウンディングを実施中だ。
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「税金に頼らない保存を目指そう」世界遺産・軍艦島からの報告(後編)
2020年3月、世界文化遺産・軍艦島(正式名:端島)にある日本最古の鉄筋コンクリート(RC)造アパート「30号棟」の一部が突然崩落した。その後も崩落箇所は拡大し、20年6月には新たに別の箇所が崩落する事態に発展した。我々は軍艦島をどのように守っていけばいいのか。
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「崩壊へのカウントダウンが始まった」世界遺産・軍艦島からの報告(前編)
軍艦島で崩壊へのカウントダウンが始まった――。2020年3月、世界文化遺産・軍艦島(正式名:端島)にある日本最古の鉄筋コンクリート(RC)造アパート「30号棟」の一部が突然崩落した。
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広島駅近くの通りを5Gガラスアンテナで「基地局化」、AGCとドコモの開発品導入
NTTドコモは広島駅近くのイベント通り「エキキターレ」を2020年9月から5Gの通信エリアにするに当たり、AGCと共同開発したガラスアンテナを初導入すると発表した。広島テレビ放送の本社ホールと、隣接する通りを一体で、5Gの「窓の基地局」に仕立てる。
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「人・ロボット共存都市」の技術標準化へ、万博に向けものづくりの力を大阪に結集
日本のものづくり産業などの技術力を結集すれば、豊かな都市をつくるための世界に類のない取り組みが可能になる。大阪・関西万博を実証機会とするために、タイミングとして「待ったなし」。人間とロボットが共存する都市のデジタル共通基盤「コモングラウンド」構築に向け、大阪で共同実験が始動する。
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アイヌ文化復興の国立施設「ウポポイ」が北海道・白老町にオープン
北海道の南西部にある白老町で、日本におけるアイヌ文化復興の中核となるナショナルセンター「民族共生象徴空間(愛称はウポポイ)」(北海道・白老町)が2020年7月12日に開業した。政府が総事業費約200億円を投じたプロジェクトだ。
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再々開発の「新風館」が開業、隈研吾氏監修のアジア初上陸ホテルも
再々開発を終えた「新風館」(京都市)が、2020年6月11日に開業した。「旧京都中央電話局」(1926年完成、京都市指定・登録文化財第1号)を生かした既存棟と、隈研吾氏がデザイン監修し、NTTファシリティーズが設計を手掛けた新築棟から成る。
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各地の展覧会が再開へ、体験できる模型が並ぶ「坂茂建築展」の見どころ
コロナ禍の影響で延期になった展覧会が、少しずつ再開している。大分市では、建築家の坂茂氏の図面や模型などを紹介する展覧会が、会期を2020年7月5日まで延長して開催中だ。現地を訪れたソルト建築設計事務所の西岡梨夏代表が見どころをリポートする。
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横浜の玄関口が変わる、駅直結の「JR横浜タワー」が全面開業
日本有数のターミナル駅である横浜駅の周辺が大きく変わる。駅に直結する「JR横浜タワー」が2020年6月24日に全面開業。商業施設「NEWoMan(ニュウマン)横浜」やシネマコンプレックス「T・ジョイ横浜」などが入る。
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和歌山で「ツタヤ図書館」が開業、南海電鉄と市が複合施設を共同開発
南海本線の和歌山市駅に直結した大型複合施設「キーノ和歌山」(和歌山市)が2020年6月5日に全面開業した。商業施設や図書館の他、17年3月に供用開始したオフィスビルなど5棟から成る。「蔦屋書店」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として、図書館を運営する。
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映像技術を駆使したエンタメ型水族館が那覇空港近くで開業
沖縄県豊見城市(とみぐすくし)で2020年5月25日、「DMMかりゆし水族館」が開業した。映像・音響技術を駆使し、リアルとバーチャルを融合させた水槽展示が特徴だ。県内では2つ目の水族館となる。入館者数は、初年度で210万人を目指す。
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巨大化する大阪駅、「うめきた2期」は4月に都市計画決定へ
三菱地所を代表企業とする「うめきた2期」開発事業者JV9社が都市計画決定の見込みを受け、同地区の配置図や民間宅地の用途別概要の詳細を明らかにした。同時にJR西日本は大阪駅の拡張計画を発表した。
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レンガの建物を保存・復元した施設と200mの「横浜北仲タワー」、複合施設が4月開業
約1100戸の分譲マンションとホテルが入る「横浜北仲タワー」と、レンガづくりの事務所や倉庫を保存・復元した建物などから成る商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」が4月から順次開業する。