日本大改造
目次
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葉脈のように壁面をはう緑化システム、日本初上陸のホテル「lyf」が6月に福岡で開業
NTT都市開発は2021年2月8日、福岡市で開発を進める「今泉公園前プロジェクト」の複合施設が21年1月に竣工したと発表した。建物の外装には「葉脈」のような形をしたアルミキャストを採用し、壁面緑化を施す。シンガポールのアスコットが運営するホテル「lyf Tenjin Fukuoka(ライフ天神福岡…
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世界初のコンコース開放型スタジアム、長崎にジャパネットグループが建設
通販大手ジャパネットホールディングスのグループ会社、リージョナルクリエーション長崎が「長崎スタジアムシティ」の計画内容を発表。マスターアーキテクトを務める環境デザイン研究所・仙田満会長への独自取材で、コンコース開放型施設を目指していることが分かった。
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隈研吾氏デザインの国内最大級アリーナ、愛知県が前田・NTTドコモなどを選定
愛知県は2021年2月17日、愛知県新体育館整備・運営等事業の落札者選定結果を発表した。落札者は、前田建設工業とNTTドコモを代表企業とする「Aichi Smart Arenaグループ」。協力者として隈研吾建築都市設計事務所が名を連ね、外観デザインなどを担当している。
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中川政七商店が奈良の複合施設「鹿猿狐ビルヂング」を4月14日開業、設計は内藤廣氏
中川政七商店は2021年2月12日、奈良の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」を同年4月14日にグランドオープンすると発表した。施設の設計は、内藤廣建築設計事務所が手掛ける。
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“つづら折り”の浸水トンネル、最悪の地盤沈下を回避する急曲線対策
福岡県筑紫野市の高尾川の真下に、増水時にバイパスとして機能する地下河川を構築する工事が2021年3月に完了する。線形は延長10mほど掘進するたびに曲線施工が待ち構えるほどの“つづら折り”で、最大の曲率半径は16mと非常に急だ。
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NTTの「デジタルツインコンピューティング」始動、ウィズ原宿で試して名古屋へ
NTTとNTTアーバンソリューションズは2021年2月2日、「街づくりDTC(デジタルツインコンピューティング)」の実証を開始すると発表した。20年夏にJR原宿駅前にオープンした大型複合施設「ウィズ原宿」などで行う。DTCの知見は、22年1月竣工予定の「アーバンネット名古屋ネクスタビル」に生かす。
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里山環境育てるFC今治の新スタジアム、リーグ昇格目指して可変型に
サッカークラブのFC今治を運営する今治.夢スポーツ(愛媛・今治)は2021年1月31日、計画進行中の「里山スタジアムプロジェクト」の概要を公表した。23年に竣工、開業を目指す。
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佐藤可士和展が開幕、建築物や内装の意匠登録されたユニクロやくら寿司を学ぶチャンス
2021年2月3日、国立新美術館で「佐藤可士和展」が開幕した。クリエーティブディレクターである佐藤可士和氏の仕事ぶりを紹介する個展だ。最近は建築分野のデザイン監修が急増しており、展覧会では日本全国にある事例を数多く取り上げている。
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幾重にも蛇行する地下トンネルを掘進、河川の真下で進む浸水対策
福岡県筑紫野市の市街地を流れる2級河川の高尾川の直下に、長さ約1kmのシールドトンネルを施工している。増水時にバイパスとして機能する地下河川となる。全長の約5割を曲線が占め、中には小刻みな蛇行を一度に見通せる区間もある。河川の線形に沿って、シールドトンネルを連続的に掘進する工事はあまり例がない。
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万博需要にらみ観光船着き場も整備、「大阪三菱ビル」建て替え
三菱地所と三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱UFJリースは2021年1月25日、大阪市北区で進める大阪三菱ビル建て替え計画の概要を発表した。25年開催の大阪・関西万博の需要を見据え、主にオフィスとホテルから成る超高層ビルを建設する。
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「だまし絵」のような驚きの吹き抜け、藤本壮介氏設計の白井屋ホテルを写真で巡る
建築家の藤本壮介氏が設計した「白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL」が、2020年12月に前橋市で開業した。直後に宿泊した筆者の体験を基に、写真で見どころを紹介する。コンクリートの躯体を現しにし、らせん階段やブリッジ、様々なアート、たくさんの緑を配置したホテルは、見る位置や角度、時間帯によっ…
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大阪万博の基本計画で会場プランが明らかに、建設費は当初試算の1.5倍
「2025年日本国際博覧会協会」は2020年12月25日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「基本計画」を発表した。その中で明らかとなったのが、万博の会場計画や事業構成だ。メインストリートの上には、海に突き出たリング状の大屋根を架ける。「空飛ぶクルマ」や「バーチャル万博」など先端技術を実…
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世界初の「公園一体型」スタジアム、青木淳氏らが長野・松本平で挑む
鼎談:青木淳氏+品川雅俊氏/ともにAS パートナー+上林功氏/追手門学院大学社会学部准教授
県の陸上競技場を計画地である公園と一体化させる。「世界初」の試みになり得ると評された長野県松本市の松本平広域公園陸上競技場案は、どのように導き出されたのか。プロポーザルの最適候補者となったASの青木淳、品川雅俊両氏と、スポーツ建築の専門家として審査に加わった上林功氏に語り合ってもらった。
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地域一帯を3Dスキャン、NTT都市開発が小学校跡地活用で京都市と協定書締結
NTT都市開発は2020年12月8日、「元新道小学校跡地活用」に向けて京都市と基本協定書を締結した。既存建物を取り壊す前に3Dスキャンでデジタル保存することを検討中だ。同校跡地および隣接する宮川町歌舞練場の敷地に、宿泊施設と地域施設、新しい歌舞練場を新設する。
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新幹線駅直結の「ミナカ小田原」が開業、宿場町を模した商業施設で集客
東海道新幹線などが停まるJR小田原駅に直結する、複合施設「ミナカ小田原」が2020年12月4日に開業した。宿場町のような雰囲気の商業施設と、ホテルや温浴施設などが入る高層のタワーが一体となった建物で、かつての城下町に集客する。
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渋滞させない「新・床版取り換え」、安全と作業時間短縮の両立に挑む
中央自動車道の弓振川橋工事では、交通量の少ない夜間に1車線だけ交通規制して床版を取り換える新たな取り組みに挑戦している。中日本高速道路会社と大林組が共同で開発した床版取り換え工法「DAYFREE(デイフリー)」だ。
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「8時間」の壁を破れ、重交通下でも床版を取り換えられる新工法
2015年から全国で本格化した高速道路の床版更新。これまでは交通量の少ない路線や迂回路のある路線などから順に、上下線いずれかを通行規制して工事を進めてきた。今後は、対面通行にすると大渋滞が生じてしまう交通量の多い路線の床版更新が待ち構えている。
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前橋で300年の歴史ある白井屋旅館を改修、藤本壮介氏設計の“緑の丘”も新設
建築家の藤本壮介氏が設計したホテルが、前橋市に誕生する。白井屋ホテルは2020年11月4日、「白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL」を同年12月12日に開業すると発表した。老舗旅館を改修した建物と、植栽に覆われた新棟で構成する。
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角川武蔵野ミュージアム本格開業、「本棚劇場」「ギャラリー」「秘宝館」ごちゃ混ぜ
2020年11月6日、埼玉県所沢市で「角川武蔵野ミュージアム」がグランドオープンを迎えた。巨大な石の建築の中に「本棚劇場」「ギャラリー」「秘宝館」など、美術館と図書館、博物館をごちゃ混ぜに詰め込んだ。
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九大箱崎キャンパス跡地がスマートシティーに変わる、民間の提案を公募
福岡市・九州大学・URが民間サウンディングを実施
福岡市、九州大学、URの3者は、2020年11月30日まで、九州大学箱崎キャンパス跡地の街づくりに関する民間サウンディングを実施中だ。