日本大改造
目次
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「崩壊へのカウントダウンが始まった」世界遺産・軍艦島からの報告(前編)
軍艦島で崩壊へのカウントダウンが始まった――。2020年3月、世界文化遺産・軍艦島(正式名:端島)にある日本最古の鉄筋コンクリート(RC)造アパート「30号棟」の一部が突然崩落した。
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広島駅近くの通りを5Gガラスアンテナで「基地局化」、AGCとドコモの開発品導入
NTTドコモは広島駅近くのイベント通り「エキキターレ」を2020年9月から5Gの通信エリアにするに当たり、AGCと共同開発したガラスアンテナを初導入すると発表した。広島テレビ放送の本社ホールと、隣接する通りを一体で、5Gの「窓の基地局」に仕立てる。
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「人・ロボット共存都市」の技術標準化へ、万博に向けものづくりの力を大阪に結集
日本のものづくり産業などの技術力を結集すれば、豊かな都市をつくるための世界に類のない取り組みが可能になる。大阪・関西万博を実証機会とするために、タイミングとして「待ったなし」。人間とロボットが共存する都市のデジタル共通基盤「コモングラウンド」構築に向け、大阪で共同実験が始動する。
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アイヌ文化復興の国立施設「ウポポイ」が北海道・白老町にオープン
北海道の南西部にある白老町で、日本におけるアイヌ文化復興の中核となるナショナルセンター「民族共生象徴空間(愛称はウポポイ)」(北海道・白老町)が2020年7月12日に開業した。政府が総事業費約200億円を投じたプロジェクトだ。
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再々開発の「新風館」が開業、隈研吾氏監修のアジア初上陸ホテルも
再々開発を終えた「新風館」(京都市)が、2020年6月11日に開業した。「旧京都中央電話局」(1926年完成、京都市指定・登録文化財第1号)を生かした既存棟と、隈研吾氏がデザイン監修し、NTTファシリティーズが設計を手掛けた新築棟から成る。
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各地の展覧会が再開へ、体験できる模型が並ぶ「坂茂建築展」の見どころ
コロナ禍の影響で延期になった展覧会が、少しずつ再開している。大分市では、建築家の坂茂氏の図面や模型などを紹介する展覧会が、会期を2020年7月5日まで延長して開催中だ。現地を訪れたソルト建築設計事務所の西岡梨夏代表が見どころをリポートする。
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横浜の玄関口が変わる、駅直結の「JR横浜タワー」が全面開業
日本有数のターミナル駅である横浜駅の周辺が大きく変わる。駅に直結する「JR横浜タワー」が2020年6月24日に全面開業。商業施設「NEWoMan(ニュウマン)横浜」やシネマコンプレックス「T・ジョイ横浜」などが入る。
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和歌山で「ツタヤ図書館」が開業、南海電鉄と市が複合施設を共同開発
南海本線の和歌山市駅に直結した大型複合施設「キーノ和歌山」(和歌山市)が2020年6月5日に全面開業した。商業施設や図書館の他、17年3月に供用開始したオフィスビルなど5棟から成る。「蔦屋書店」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として、図書館を運営する。
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映像技術を駆使したエンタメ型水族館が那覇空港近くで開業
沖縄県豊見城市(とみぐすくし)で2020年5月25日、「DMMかりゆし水族館」が開業した。映像・音響技術を駆使し、リアルとバーチャルを融合させた水槽展示が特徴だ。県内では2つ目の水族館となる。入館者数は、初年度で210万人を目指す。
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巨大化する大阪駅、「うめきた2期」は4月に都市計画決定へ
三菱地所を代表企業とする「うめきた2期」開発事業者JV9社が都市計画決定の見込みを受け、同地区の配置図や民間宅地の用途別概要の詳細を明らかにした。同時にJR西日本は大阪駅の拡張計画を発表した。
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レンガの建物を保存・復元した施設と200mの「横浜北仲タワー」、複合施設が4月開業
約1100戸の分譲マンションとホテルが入る「横浜北仲タワー」と、レンガづくりの事務所や倉庫を保存・復元した建物などから成る商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」が4月から順次開業する。
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世界遺産・宮島の玄関口に新フェリーターミナル、半屋外空間で街と一体に
世界遺産の宮島へ渡る本州側の玄関口として、新たなフェリーターミナルが完成した。広島県廿日市市の宮島口地区で、県が「宮島口旅客ターミナル」を整備。設計を担当したのは、乾久美子建築設計事務所だ。2020年2月29日に開業した。
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横浜駅と桜木町駅でJR東日本グループのビルが相次いで開業
JR東日本グループは2020年4~6月、横浜エリアの主要駅近くに複合施設を相次いでオープンする。JR横浜駅直結の「JR横浜タワー」とその近くの「JR横浜鶴屋町ビル」、そしてJR桜木町駅に「JR桜木町ビル」と合計3棟が立ち上がる。
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新風館内にアジア初の「エースホテル」が4月16日開業、旧・京都中央電話局を一部保存・改修
アジア初となる「エースホテル京都」の開業日が2020年4月16日に決定した。旧・京都中央電話局を一部保存・改修した複合施設「新風館」内にオープンする。
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文化財の百貨店建築がホテルに変身、大阪・難波に「シタディーン」初お目見え
設計・施工は竹中、ホテル内装は高島屋スペースクリエイツ
建築家の鈴木禎次(ていじ)の設計で昭和初期に竣工した高島屋東別館(大阪市浪速区日本橋3丁目)の改修工事が完了。2020年1月20日、ホテル「シタディーンなんば大阪」が新規開業し、同時に、既存の「高島屋史料館」が改装オープンを迎えた。
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変わる長崎、新幹線開業に向けて外資系ホテルやMICEの開発ラッシュ
2022年度に九州新幹線西九州ルートの開通を予定しているJR長崎駅の周辺で、開発ラッシュが起こっている。在来線の新駅舎が20年3月28日に開業する予定で、JR九州は21年春から駅東側に駅ビルを建設する。駅の西側でも、市が進めるMICE施設や外資系ホテルが21年に完成する見込みだ。
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旧大阪中央郵便局の跡地に超高層、落札額968億円のビッグプロジェクトが始動
長らく塩漬け状態だった旧大阪中央郵便局跡地の開発がようやく再始動する。日本郵便とJR西日本、大阪ターミナルビル(大阪市)、JTBの4社は2019年12月11日、郵便局の跡地を含む大阪駅西地区に延べ面積22万7000m²、高さ188mの超高層複合ビルを建てる「梅田3丁目計画(仮称)」の概要を明らかに…
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京都市京セラ美術館が3月開館、地下を掘って“稼げる美術館”に
2020年は国内で美術館の開館や再開館が相次ぐ。その1つが築80年超の京都市美術館本館(京都市左京区)。大規模な改修を終え、「京都市京セラ美術館」として2020年3月21日に再開館する。改修設計者の1人で館長の青木淳氏(青木淳建築計画事務所)の案内で関係者向けの内覧会が行われた際の写真を見ながら、…
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大阪発祥の東畑と安井も気合の展示、「セッケイ・ロード」効果で来場者倍増
イケフェス大阪に見る「2025万博」に向けての都市の変貌(3)
「セッケイ・ロード」の参加設計事務所6社を西から巡る。今回訪ねたのは、セッケイ・ロードの東側の2社。ともに大阪発祥の東畑建築事務所と安井建築設計事務所だ。東畑は2017年から、安井は初めて開催された2014年から、イケフェス大阪に参加している。
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客船ターミナルと商業施設、ホテルが合体した「横浜ハンマーヘッド」がみなとみらいに
2019年10月31日、客船ターミナルと商業施設、ホテルが融合した「横浜ハンマーヘッド」が開業した。みなとみらい21地区の新港ふ頭に立地し、利用者が海を間近に感じられる建物だ。同日にはバス路線も開業。周辺地域へのアクセスを高め、地区全体の活性化を図る。