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後ろは小坂氏が改築設計を手掛けた阪神高速道路の西船場JCT(写真:日経コンストラクション)
後ろは小坂氏が改築設計を手掛けた阪神高速道路の西船場JCT(写真:日経コンストラクション)
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 阪神高速道路会社神戸建設所設計課の小坂崇課長代理は、同社の民営化後間もない2007年、技術士とコンクリート診断士を引っ提げて中途入社した。今や同社の技術力を支える1人になろうとしている。

 建設コンサルタント会社で主に道路橋の設計を担当していた小坂氏に転機が訪れたのは、新卒で入社してから8年目の05年だった。別の高速道路会社の工事の発注や監督を補助する施工管理員を務めたのだ。

 当時の勤務先に対して特に不満を抱いていたわけではなかったが、道路整備の最前線の現場で働く面白さを知り、心が揺れた。しかも、「発注者側の工事長が気さくで親しみやすい人柄だったので、高速道路会社に対して抱いていたイメージが良い方向に変わった」(小坂氏)という。

 折も折、小坂氏が日経コンストラクション06年11月24日号を開くと、阪神高速の中途採用の募集広告があった。京都生まれで大阪の大学の大学院を修了した小坂氏にとって「地元の会社」という親近感もあり、転職を決意した。