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(写真:日経コンストラクション)
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 渋滞の激しいナイジェリアに都市鉄道を建設すると、環境にどのような影響を及ぼすか。移転しなければならない住民の数は――。八千代エンジニヤリング国際事業本部都市環境部の工藤ゆり子氏は、環境分野に強い開発コンサルタントとして、海外を飛び回っている。

工藤氏も参加したナイジェリアでの現地調査(写真:八千代エンジニヤリング)
工藤氏も参加したナイジェリアでの現地調査(写真:八千代エンジニヤリング)
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 技術士を保有し、英語能力テスト「TOEIC」で900点以上の成績を持つ工藤氏が、同社に転職したのは2014年のことだ。「国際協力機構(JICA)などから受注する環境インフラ関連の海外業務が増える一方、手掛けられる技術者は少ない。人材を年中募集しているところだった」と同部の藤井克巳部長は話す。

 環境に詳しい土木技術者は国内部門にもいるが、語学力などの面で即戦力になりづらい。海外業務を希望する人が限られることも背景にある。逆に、国際協力の仕事に就きたいと考える新卒の学生にとって、建設コンサルタント会社はなじみが薄い。

 それゆえ、必要な人材を中途採用に求めるケースは少なくない。工藤氏は経歴に加え、技術士を持っていることが大きな採用理由となった。技術力の証しになるほか、プロポーザルによる受注者の選定で加点対象にもなるからだ。