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一世を風靡したIT機器を懐かしむ連載「平成の名機」。今回は、世界を驚かせたiモードの第1号携帯電話、「F501i」を取り上げる。

 日本の携帯電話が進化する過程で大きな役割を担ったのが、「iモード」だ。iモードは、NTTドコモが1999年に開始したサービス。Webサイトの「iモードサイト」と、メールサービスの「iモードメール」を利用できた。スマートフォンが全盛の現在、携帯電話からインターネットに接続することは当然に思えるが、当時は “世界初” の画期的なサービスとして注目されたのだ。

 iモードに対応した記念すべき第1号が、1999年2月22日に発売された、富士通製「デジタル・ムーバ F501i HYPER(以下、F501i)」である。

 1999年といえば、IT分野では「2000年問題」がクローズアップされたことを覚えている人も多いだろう。IT雑誌には、このテーマに関する記事が多数掲載された。ソニーが犬型ロボット「AIBO(現aibo)」を発売したのも、この年だ。

iモード初号機として、1999年2月22日に発売されたF501i
iモード初号機として、1999年2月22日に発売されたF501i
(出所:NTTドコモ)
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センセーショナルに登場したiモード

 話をiモードに戻そう。iモードの「i」は、「インタラクティブ」「インフォメーション」「インターネット」の頭文字に由来し、英語で「私」の意味もある。iモード対応携帯電話の型番には「i」が付けられているが、その第1弾が「F501i」だった。

 ちなみに、F501iに続いて、NEC製の「N501i」、三菱電機製の「D501i」が発売され、さらにPanasonicブランドで松下通信工業(当時)製の「P501i」も発売された。これら4機種をまとめて「501iシリーズ」と呼ぶ。先陣を切って登場したF501iは、最も注目度が高く、先進性を好むユーザー層からの人気を集めた。

1999年3月24日に発売された「N501i」
1999年3月24日に発売された「N501i」
(出所:NTTドコモ)
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1999年3月24日に発売された「D501i」
1999年3月24日に発売された「D501i」
(出所:NTTドコモ)
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1999年5月20日に発売された「P501i」
1999年5月20日に発売された「P501i」
(出所:NTTドコモ)
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