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著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。

 今回はライブ配信サービスSHOWROOMの障害と、2件のフィッシングメール被害を取り上げる。

利用者には「タイムマシン」を使ってロールバックを説明

 ライブ配信サービス「SHOWROOM」で2021年3月29日に発生した障害について、同サービスを提供するSHOWROOMが障害の経緯を明らかにし、利用者に謝罪した。

3月29日に発生したライブ配信サービスSHOWROOMの障害について
3月29日に発生したライブ配信サービスSHOWROOMの障害について
(出所:SHOWROOM)

 障害は3月29日午前0時30分~午前10時30分に実施した新サーバーに移行するメンテナンスに伴って発生した。このメンテナンスの目的は、快適なサービスの提供とサービスのアップデートの下準備のためと説明している。

 同社はメンテナンスの実施前や完了前にも負荷テストや動作確認を行っていた。しかし、「予期せぬ負荷のためサービス全体が重くなり、最終的にサービスが停止した」(同社)という。

 根本的な原因を特定できなかったため、システムをメンテナンス前の3月29日午前0時30分の状態に戻すロールバックを実施。これにより3月30日午後10時にサービスを再開した。利用者にはロールバックを、「サービス全体がタイムマシンでシステムメンテナンス実施前の状態に戻った状態だとお考えください」と説明している。

 再発防止策として、原因を解明しメンテナンスの実施前テストに盛り込むことを挙げた。また障害発生時の対応策を事前に十分検討していなかったことが障害の長期化につながったとして、今後は十分な検討を徹底するとした。

https://support.showroom-live.com/hc/ja/articles/900006356063-3月29日サービス全体の不具合について