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著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。

 今回は3件のトピックを紹介する。紀陽銀行のATMの不具合と、静岡鉄道のWebサイト改ざん、米F5 Networks(F5ネットワークス)のロードバランサー製品の脆弱性である。

誤った年数を3カ月以上も印字(6月30日)

 紀陽銀行は一部のATMで発行された利用明細票の日付に誤りがあったと発表した。日付に含まれる年数が令和2年を示す「2」と印字されるはずが、平成32年を示す「32」になっていたという。

利用明細票の不具合に関するリリース
利用明細票の不具合に関するリリース
(出所:紀陽銀行)

 同行によれば、西暦から和暦に変換するプログラムに不具合があったことが原因としている。2019年5月の改元直後には、平成の年数を表示したり印字したりするトラブルが散見されたが、2020年に入ってから見つかるのは珍しい。

 不具合は2020年3月7日から6月23日までの3カ月以上続いた。同行の店舗統廃合により2020年3月にリニューアルされた3つの拠点に設置された計6台のATMでのみ発生した。

https://www.kiyobank.co.jp/personal/get_pdf.php?f=00001690