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著名なセキュリティーリサーチャーのpiyokango氏が注目のシステムトラブルをピックアップ。今週の注目ネタは……。

 今回は、3件のトピックを取り上げる。羽田空港の国際線搭乗手続きシステムからの個人情報流出、電通グループ会社の不正アクセス被害、厚生労働省委託先でのマルウエア感染である。

社外に持ち出された個人情報は既に削除済み

 羽田空港の国際線旅客ターミナルを管理・運営する東京国際空港ターミナルと業務委託先の日本空港ビルデングは2022年4月8日、顔認証による搭乗手続きを行うFace Expressシステムから個人情報の流出があったと発表した。Face Expressシステムの運用を再委託していた米エアリンクの元社員がシステムの管理者権限を悪用し、1046人分の個人情報を社外に持ち出していた。

委託先元社員によるFace Expressシステムから個人情報の持ち出しが発生
委託先元社員によるFace Expressシステムから個人情報の持ち出しが発生
(出所:日本空港ビルデング)

 流出した個人情報はすべて回収し既に削除したという。専門機関から第三者に漏洩した形跡はないと報告を受けたとしている。

 今回の事態を受け、2社はエアリンクに対して詳細な原因究明と再発防止策の実施を指示し、エアリンクが実行していることを確認しているとした。

東京国際空港ターミナルと日本空港ビルデングの発表資料