本格的なクラウド活用の段階に入ったユーザー企業からは、往々にして「こんなものなのか」とがっかりする声が聞こえてくるもの。期待が膨らむ分、実態を目の当たりにして落胆も大きい。
具体的にはどんな“がっかり”があるのか。これまでに取材してきた70社以上の事例から、5つを厳選して紹介する。クラウドの活用を進める上で参考にしてほしい。
本格的なクラウド活用の段階に入ったユーザー企業からは、往々にして「こんなものなのか」とがっかりする声が聞こえてくるもの。期待が膨らむ分、実態を目の当たりにして落胆も大きい。
具体的にはどんな“がっかり”があるのか。これまでに取材してきた70社以上の事例から、5つを厳選して紹介する。クラウドの活用を進める上で参考にしてほしい。
パブリッククラウドサービスを導入したのに、コストが想定より下がらなかった。クラウドを導入した利用企業からよく聞く話である。
クラウドの新サービスは、米国で最初に一般提供が始まってから日本で提供開始になるまで時間差があるものが少なくない。米国から2年遅れるケースもあり、クラウドの利用企業からは「こんなに時間がかかると思わなかった」という声が聞こえてくる。
カブドットコム証券はオンプレミス(自社所有)環境で運用していたAPI基盤「kabu.com API」をAmazon Web Services(AWS)上で刷新。2018年8月に稼働させた。開発の過程で、最新サービスの利用で思わぬ性能ダウンに見舞われた。
ユーザーが簡単に利用できるクラウドAIサービス。顔認識AIは日本企業でも実用例が多いが、判定結果は必ずしも実態を反映しているわけではない。
従量制課金で好きなだけリソースを利用できるクラウド。ただし融通無碍に使えるわけではなく、ユーザーにはクラウドならではのリソース見積もりが求められる。