全1086文字
デジタル化を担う人材3000人に対し、主要IT企業22社に関するイメージを尋ねた。その結果を報告する。今回は「スキルが高まる」企業を挙げてもらった。
デジタルの仕事を担う3000人を対象に実施した調査で、主要IT企業22社に対するイメージを調べた(調査概要は本文末尾)。今回はスキルを取り上げる。
デジタル人材が最も「スキルが高まる」として挙げたのは、577票を得た野村総合研究所(NRI)だ。無回答を除く回答者2280人のほぼ4人に1人が同社に票を投じた。2番目に多かったNTTデータ(436票)と140票以上の差をつけた。
NRIは研修や社内講座などの社員教育に力を入れており、同社の人材開発部が主催する講座は300近くあるという。同社の資料によると、1人当たりの年間研修費用は41万円で、日本企業の平均である7万4000円の5倍以上だ。
10位には人工知能ベンチャーのPreferred Networks(228票)がランクインした。高い技術力に定評があることが「スキルが高まる」イメージにつながっているとみられる。
「スキルが高まる」と思う企業(1~10位)
n=2280、複数回答
順位 | 会社名 | 票数 |
---|---|---|
1 | 野村総合研究所(NRI) | 577 |
2 | NTTデータ | 436 |
3 | ソニー | 431 |
4 | ソフトバンク | 360 |
5 | 楽 天 | 359 |
6 | LINE | 345 |
7 | ヤフー | 304 |
8 | メルカリ | 261 |
9 | 日立製作所 | 247 |
10 | Preferred Networks(プリファードネットワークス) | 228 |