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メーカーの垣根を越える

 主に新築住宅向けでIoTプラットフォームの構築を狙う企業はパナソニックの他にもある。LIXILだ。同社は18年3月に、玄関ドアやシャッター、エアコンなどを連携させて操作できるシステム「Life Assistライフアシスト」を発表した。LIXILは建材・設備メーカーという立場でもあるものの、メーカーの垣根を越えて、様々な機器を連携させられるプラットフォームを目指している。

LIXILのIoTシステム「Life Assist」をデモンストレーションしている様子。AIスピーカーに向かって「おはよう」と話し掛けると、窓のシャッターが開くと同時にエアコンが作動し、照明が点灯した(写真:日経ホームビルダー)
LIXILのIoTシステム「Life Assist」をデモンストレーションしている様子。AIスピーカーに向かって「おはよう」と話し掛けると、窓のシャッターが開くと同時にエアコンが作動し、照明が点灯した(写真:日経ホームビルダー)
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 同社が発表したニュースリリースを見る限りでは、その後のLife Assistに大きな動きは確認できない。だが、アイフルホームやフィアスホームといった戸建て住宅のFT(フランチャイズチェーン)ブランドを持つLIXIL住宅研究所が、Life Assistを搭載した住宅のモデルハウスを次々とオープンするなど、顧客向けのアピールに注力している。

 パナソニックのHomeXと比べると、注文住宅の購入を予定している顧客に直接アピールでき、すぐに導入可能な点でLIXILは一歩リードしている。Life Assistを搭載したIoT住宅を採用する建て主が急増すれば、同システムがデファクトスタンダードになる可能性もある。今後、Life Assistでどれだけ多くの機器やサービスが連携できるようになるのか、そして、どれだけ多くの住宅会社が採用するのかが鍵を握る。

LIXIL住宅研究所の住宅ブランド「フィアスホーム」では、LIXILのIoTシステム「Life Assist」を搭載したモデルハウスを、山形市内に建築した(写真:LIXIL住宅研究所)
LIXIL住宅研究所の住宅ブランド「フィアスホーム」では、LIXILのIoTシステム「Life Assist」を搭載したモデルハウスを、山形市内に建築した(写真:LIXIL住宅研究所)
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