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 日本の屋根材を取り巻く市場環境が、様変わりしている。住宅金融支援機構が実施した「フラット35住宅仕様実態調査」の推移を見るとよく分かる〔図1〕。

〔図1〕初めて金属屋根材がトップ
〔図1〕初めて金属屋根材がトップ
金属屋根材のシェアは、最近の5年間で28.2%から42.1%へと13.9ポイント増加。スレート瓦を抜いて初めて首位に立った。その間、粘土瓦は8.8ポイント、スレート瓦は6.6ポイントシェアを落としている(資料:住宅金融支援機構の資料を基に日経ホームビルダーが作成)
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 近年は、耐久性の面で最も信頼性が高い材料とされてきた粘土瓦が、急激にシェアを落としている。さらに、1990年代半ばには5割近いシェアを占有したスレート瓦も、当時ほどの勢いはない。

 そんななか、急激にシェアを伸ばしているのが金属屋根材だ。トタン板(亜鉛鉄板)が使われた頃は割安な屋根材の代名詞だったものの、ガルバリウム鋼板(アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板)が市民権を得てからは、急速にシェアを拡大。今や独り勝ちの様相を呈している。