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COBOLは2019年で生誕60年、いわば還暦を迎えた。ここまで、長く使われてきた理由は何か。調査結果からCOBOLの長所を探ってみよう。

 COBOLは誕生から60年がたった今でも、企業内で多く使われている。日経 xTECHが2019年3月4日から15日にかけて実施した「COBOLに関する実態調査」で明らかになった。

 もちろん、リプレースしたくてもできないケースもある。だが注目したいのは、COBOLシステムが企業内にあるという回答者のうち、約54%が「当面、使い続ける」と答えた点だ。これは今でもCOBOLにメリットを感じている表れだろう。そこで今回は、COBOLの長所について調査結果を見ていこう。

COBOLの実績と歴史を高く評価

 調査では「開発言語COBOLの長所として、どのようなイメージを持っていますか」と聞いて、上位3つを挙げてもらった。以下がその結果である。第1位は「数多くの稼働実績がある」で、回答者1348人のうち51.6%(696人)が長所として挙げている。続く第2位は「長い歴史がある」。回答者の37.7%に当たる508人が長所として挙げた。

COBOLに対する長所のイメージ
COBOLに対する長所のイメージ
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 日本らしいともいえるが、これまで積み上げてきた実績や歴史が、COBOLへの支持を集めてきた最大の要因のようだ。

 事実、自由記入欄にもCOBOLの稼働実績や歴史を評価するコメントが目立った。

 これまで安定した稼働実績があり、一概に不要な言語とは思えない。(40代、SE)
 実績や歴史があり、開発標準や見積もりなどがしっかりしている。(50代、プロジェクトマネジャー)
 長い歴史がある言語で古いという印象を受ける。しかし、長く生き続けたのはそれなりの理由がある。「古い=悪」という解釈に疑問を感じる。(40代、社内SE)