
土木分野の知っておきたい知識をクイズ形式で紹介する「ドボクイズ」。日経 xTECHや日経コンストラクションに掲載した記事などを基に出題します。あなたは土木にどれくらい精通しているでしょうか。
土木分野の知っておきたい知識をクイズ形式で紹介する「ドボクイズ」。日経 xTECHや日経コンストラクションに掲載した記事などを基に出題します。あなたは土木にどれくらい精通しているでしょうか。
2024年春の開業を目指して工事が進む北陸新幹線の金沢-敦賀駅間。福井駅から北東に約1km離れた福井開発(かいほつ)高架橋の建設現場に19年末、柱と梁だけが組まれた高架橋が姿を現しました。着工が遅れた分を取り戻すため、工期短縮が欠かせませんでした。そのため、高架橋にある新工法を初めて採用しました。…
首都圏の繁華街で2020年7月、地上から約17mの高さに“空中公園”がリニューアルオープンしました。都市公園の区域を立体的に定め、他の施設と一体的に整備できる「立体都市公園制度」を活用して実現したものです。アーチ状のキャノピーが印象的なこの公園は、次のうちどれでしょうか。
横浜港に注ぐ大岡川の河口から100mほど上流に2020年6月、人道橋「さくらみらい橋」が架かりました。橋は川のそばに移転・新築した横浜市役所の完成に合わせ、市が整備しました。JR・地下鉄桜木町駅方面から大岡川をまたぎ、市役所の2階デッキまでつながっています。市役所などへの重要なアクセス路となるさく…
東京メトロは、日本を代表する商業地にある銀座駅をリニューアルしました。新しいコンコースや改札口の周辺には、各路線を象徴するラインカラーで鮮やかにライトアップしたガラス張りの柱が並びます。これ以外にも、大改装した銀座駅には地下にいても迷わない仕掛けが施されています。それは次のうち、どれでしょうか。
JR大阪駅のすぐ南側で進む「梅田1丁目1番地計画」の再開発。計画地にあった2棟のビルの間を通る市道に、国内初の工夫を施しました。一体、何をしたでしょうか。
「この木の間にワイヤを通せるか」「よし、引っ張れ」。岐阜県下呂市の山中。勾配が35~45度ある斜面に、人々の声が響きます。人々はロープで体を支えながら巨大な岩塊に登り、一体何をしているのでしょうか。
大阪と神戸、宝塚、京都などを結ぶ阪急電鉄。ターミナルである大阪梅田駅から北東に4kmほど離れた淡路駅のそばでは、鋼とコンクリートを組み合わせた巨大な門のような構造物が線路の上空を覆っています。一体、何を造っているのでしょうか。
別埜谷橋は橋長27.5mの単径間PC(プレストレスト・コンクリート)箱桁橋です。決して長くありませんが、大きな注目を集めています。ある技術を高速道路の本線の橋に初めて採用するからです。一体、どのような工夫が施されているのでしょうか。
関西国際空港を沖に臨む大阪府泉南市に2020年7月、「泉南りんくう公園」が開業しました。独立採算型のPFI事業として整備した公園の一画に、円形の施設が造られました。一体、どのような用途に使うのでしょうか。
長崎市にある稲佐山は標高333m。山頂にある展望台からは、香港、モナコとともに「世界新三大夜景」に選ばれた長崎の街や港を一望できます。稲佐山には麓と山頂を結ぶ既存のロープウエーがあります。しかし、近年は観光客の急増で1時間待ちとなるような混雑も珍しくありませんでした。
米国ニューヨーク市を流れるイーストリバー沿いの埋め立て地に2018年夏、湿地帯を備えた公園が完成しました。カンチレバー式の展望台からは、ニューヨークの摩天楼を一望できます。北側の第1期工事が終わった後、発注者や設計者は南側の第2期工事の整備方針を変更しました。方針転換してどのような対策を盛り込んだ…
米国東海岸に「世界で最も美しい」と呼ばれる鋼橋があります。ところが、2000年代に入って大きな問題が生じました。超大型船が橋の下をくぐれず、入港できなくなったのです。海面から橋面までの高さは約46m。橋の管理者はどのように対処したでしょうか。
西の空に日が沈む頃、北九州市の小倉都心部を流れる紫川周辺に、夕涼みを楽しむ人たちが集まり始めます。水辺でひときわ明るい光を放つのは、全国初の「Park-PFI」による民設民営方式で整備した「コメダ珈琲店」です。市は同店の他にも、紫川の水辺空間がにぎわいを生むように工夫しました。どのような整備を施し…
松江市にある水道専用の千本ダムは、1918年に完成した堤高15.8m、堤頂長109.1mの粗石コンクリートによる重力式の石積みダムです。2019年7月から約1年間の計画で写真のような珍しい工事が進んでいます。一体、何をしている工事でしょうか。
2010年10月に供用を始めた長さ2500mの羽田空港D滑走路。首都圏の空港の発着能力を拡大することを目的に、07年3月に着工しました。どんな工法を採用して造ったでしょうか。
山口県防府市の松崎地区で、防府天満宮の参道に続く街路が2019年9月に生まれ変わりました。市は歩車道の分離構造を設けず、視覚で誘導して自動車の速度を抑える手法を導入しました。このような手法を何と呼ぶでしょうか。
壁一面に54本もの銀色の巨大な筒が並んだ装置。社会に欠かせない役割を果たしています。一体、どのような施設の内部にある装置でしょうか。
1906年に架設された橋の復元工事。既設と仮設が一体となった合成トラスから、既設トラスの部材だけを切断して一時撤去する際、切断で解放される応力の影響を最小限に抑えるため、独特の切り方を採用しました。全断面を一気に切らずに半分くらいで止め、次にその両側の断面を反対側から切る方法です。現場ではこの切断…
JR大分駅から南東へ徒歩10分ほどの場所に、鉄道の高架化で生じた線路跡地がありました。高架橋が影を落とす殺風景なこの敷地を、大分市が市民のために整備することになりました。鉄道の記憶を生かして、どのような用途に再生したでしょうか。
建設地は「マヨネーズ層」と呼ばれる海底の軟弱地盤。しかも、最大水圧600kPa(6気圧)が作用する大水深下に、外径14.14mという大断面シールド機で総延長1万8000m超のトンネルを掘進する――。前例のない工事の難しさから、東京湾アクアラインのプロジェクトはある宇宙開発計画に例えられました。