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建設中の熊野川河口大橋の現場を左岸側から見る。写真手前がP5橋脚、その奥がP4橋脚。2021年11月10日撮影(写真:生田 将人)
建設中の熊野川河口大橋の現場を左岸側から見る。写真手前がP5橋脚、その奥がP4橋脚。2021年11月10日撮影(写真:生田 将人)
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 三重と和歌山の県境を流れる熊野川の河口に、1年を通して水上で橋を施工する現場があります。国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所が発注し、前田建設工業が施工する新宮紀宝道・熊野川河口大橋の上部工事の現場です。

 構造形式は7径間連続のPC(プレストレストコンクリート)箱桁。橋長は821m、全幅は12.65mです。前田建設工業は、そのうち左岸側のA2橋台とP4~P6橋脚から張り出す上部工を施工しています。

 川の流れを妨げるため、出水期の桟橋設置が認められなかったこの現場では、通年でも工事を進められるよう台船施工を採用しています。

 クレーン付きの台船は、上部工事で使う鉄筋など資材を吊り上げます。それ以外に、コンクリートを打設する建機類の土台としての役割を担います。

 台船施工を採用したこの現場で最も苦労したことは、次の3つのうちどれでしょうか。

  1. 鉄筋など資材の供給
  2. 施工ヤードの確保
  3. コンクリートの品質確保