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千本ダムの堤体天端(てんば)で進む工事の様子。2020年1月撮影(写真:大村 拓也)
千本ダムの堤体天端(てんば)で進む工事の様子。2020年1月撮影(写真:大村 拓也)
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工事着手前の千本ダム。満水時に自然越流する。多くの石積みダムは石を水平に並べる「布積み」となっているのに対し、千本ダムは取水塔部を除いて石を斜めに積む「谷積み」だ。07年撮影(写真:大村 拓也)
工事着手前の千本ダム。満水時に自然越流する。多くの石積みダムは石を水平に並べる「布積み」となっているのに対し、千本ダムは取水塔部を除いて石を斜めに積む「谷積み」だ。07年撮影(写真:大村 拓也)
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 松江市にある水道専用の千本ダムは、1918年に完成した堤高15.8m、堤頂長109.1mの粗石コンクリートによる重力式の石積みダムです。現在も松江市の水道使用量全体の6分の1を供給する“水がめ”となっています。表面に間知石を谷積みした堤体が特徴で、2008年に国の登録有形文化財に指定されました。

 千本ダムでは19年7月から約1年間の計画で上の写真のような珍しい工事が進んでいます。一体、何をしている工事でしょうか。

  1. 経年劣化した堤体から漏水するのを防ぐ
  2. 貯水量を増やすために堤体をかさ上げする
  3. 地震で堤体が動かないようにアンカーを打ち込む