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(写真:生田 将人)
(写真:生田 将人)
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 ガラスのファサードを映す水盤の通路を進む学生たちが、その先の大屋根に開いた三角形のトップライトに導かれるように、校舎に吸い込まれていきます。これは岡山市にある「IPU・環太平洋大学」(以下IPU)の校舎の1つです。

 IPUは「教育とスポーツの融合」を教育の基本理念に掲げ、2007年4月に開学しました。キャンパスは岡山市の中心部から北東に12kmほど離れた、田園地帯にあります。

 設計は安藤忠雄建築研究所(大阪市)が手掛けています。代表の安藤忠雄氏はキャンパスを設計するに当たり、学校建築では珍しい試みを続けてきました。それは次の3つのうち、どれでしょうか。

  1. 最初にキャンパスのマスタープランを描かず、10年がかりで校舎を1棟ずつ設計して増やしてきた
  2. 学生が食事に困らず「自給自足」できるよう、キャンパス内に田畑を設け、農業施設を建てた
  3. 太陽光パネルを毎年増設し、10年計画でZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を目指した