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(写真:生田 将人)
(写真:生田 将人)
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 兵庫県尼崎市に2020年10月、集成材で支持するダブルスキンで建物全体を覆ったガラス建築が完成しました。建物自体は、CLT(直交集成板)耐震壁と鉄骨ラーメンのハイブリッド構造による2時間耐火の大規模都市木造です。

 建物を包む全面ガラス越しに、縦横に行き交う内部の木の格子が見えます。ダブルスキンの外皮を支える集成材です。

 水平方向の横桟(よこざん)は各階高を4分割した約1m間隔で、地上2階から最上階の6階まで架かります。それらの水平材を受ける鉛直材は、3.2m間隔に立っています。

 建物の前を通りかかる人に木の質感を伝えることを意図したこの建物は、いったい何の施設でしょうか。

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