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(写真:浅沼組)
(写真:浅沼組)
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 2021年、最後のケンチクイズです。テーマは木造・木質化からです。21年は中・大規模の木造・木質建築がいくつも登場して話題になりました。木材の利用は、22年以降もさらに進むでしょう。

 木材をふんだんに使った建築物の1つで、21年9月に竣工した浅沼組名古屋支店の改修プロジェクトから出題です。築30年の自社ビルの既存躯体(くたい)はそのままに、吉野杉や建設残土といった自然素材を積極的に採用し、二酸化炭素(CO2)排出量を85%削減することに成功しています。

 改修で刷新したもので最も大掛かりだったのが、ビル西側のメインファサードです。改修前は上の写真のように、全面ガラス張りでした。

 30年前にもてはやされたガラス張りのファサードデザインですが、西日が室内に強く差し込み、職場のブラインドは常に下ろした状態になっていました。そのため室内は昼間でも暗く、自然光はむしろ中まで届きにくかったのです。

 そこで今回の改修では省エネルギーと室内環境改善の両面を考慮して、大規模な西日対策を施しています。それはどんな内容だったでしょうか、三択です。

  1. 木枠に光を自動遮蔽するスマート調光ガラスをはめて全面採用した
  2. パンチングメタル状に穴を開けた木板の外装材で窓面を覆った
  3. 従来の窓面をセットバックして木調のベランダ空間を設けた