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SARを応用

 同社は、アンテナを仮想的に大きな面積(開口)とする合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)を使っている。移動しながら多点で電波を送受信して、大きなアンテナを適用したのと同等の効果を得る。既存のSARは、軌道が正確な人工衛星などに搭載することが一般的で、自動車のような不規則で振動を伴う移動体で適用した例は、これまでなかったようだ。

 車両でSARを実現する工夫について同社は明らかにしていない。SARは将来、波長4mm程度の79GHz帯で、波長を下回る分解能を得ようとするときにも有効な手段となり得る。距離検知には既存のレーダーと同様にFMCWを使う。