粗利20%、法人企業統計による製造業の平均はこの程度だ。
だが、この水準では事業を継続できない。なぜなら、新規投資ができないからだ。
新規投資により事業継続するには、もっと高収益にしなければならない。
そう、技術企業はもっと儲からなければならないのだ。
本コラムでは、技術戦略と知財戦略を中心に据えつつ、ものづくりを中心とする技術企業の「儲かり戦略」を解説する。
高収益化支援家、弁理士

粗利20%、法人企業統計による製造業の平均はこの程度だ。
だが、この水準では事業を継続できない。なぜなら、新規投資ができないからだ。
新規投資により事業継続するには、もっと高収益にしなければならない。
そう、技術企業はもっと儲からなければならないのだ。
本コラムでは、技術戦略と知財戦略を中心に据えつつ、ものづくりを中心とする技術企業の「儲かり戦略」を解説する。
第38回 実践的な技術戦略の立て方(25)
部下に対して「提案してほしいと言っているのに提案がない」「アイデアが小粒」などと思ったことはないでしょうか。今回のコラムはそうした問題の解決に役立つ内容です。
第37回 実践的な技術戦略の立て方(24)
「この程度では、全然実行できないんだよね」と言ったのは、A部長でした。今回のコラムの舞台は大手メーカーの研究開発部門です。所属する技術者は百数十人の大所帯。このA部長を主人公に、テーマの創出に関する経営者の責任感のあり方を見ていきましょう。
第36回 実践的な技術戦略の立て方(23)
世間ではデジタルトランスフォーメーション(DX)やコーポレートトランスフォーメーション(CX)と盛んに言われています。あなたの会社では、どんなトランスフォーメーション(以下、X)をしていますか。
第35回 実践的な技術戦略の立て方(22)
今回のテーマは、新規事業の評価についてです。新規事業がうまくいかないと感じている人に役立つ内容だと思います。
第34回 実践的な技術戦略の立て方(21)
今回は「新規事業創出の起点」となるポイントで、経営者やマネジャーが気づきにくい点を紹介したいと思います。「なぜうちではテーマが出ないのだろう」と思っているのであれば、その理由が分かってスッキリするはずです。
第33回 実践的な技術戦略の立て方(20)
ここ数カ月で新規事業に関して書いてきましたが、今回のコラムでは既存事業の収益性に焦点を当てます。新規事業の投資原資は既存事業だからです。この既存事業の収益が上がってこないと、十分に投資ができない。そうなると新規事業はできません。
第32回 実践的な技術戦略の立て方(19)
前回に続いて今回のコラムも新規事業の開発に悩む経営者の話です。「なぜ新規事業が立ち上がらないのか」と誰しも悩むものですが、その典型的な症状に関する話です。
第31回 実践的な技術戦略の立て方(18)
今回のコラムは経営者的なリソース配分の話です。面白い商品や事業を生み出すのに、優秀な経営者はどのように発想し、行動に移すのかについて解説していきます。画期的な商品を生み出す経営者と、生み出せない経営者の相違点とは何なのか見ていきましょう。
第30回 実践的な技術戦略の立て方(17)
今回のコラムはある技術者の変身の話です。半年前まで、営業の下請け的に開発するのが仕事だと思っていた技術者がいます。この技術者が、顧客の潜在ニーズを先取りする方法を身に付けて新規企画に成功しました。そのきっかけは何だと思いますか。
第29回 実践的な技術戦略の立て方(16)
「それは明確になっていませんし、今まで計算したこともありません」。Bさんはきっぱりとこう言いました。Bさんの上司に当たる最高技術責任者(CTO)はお茶を濁すような笑いを浮かべていたのを記憶しています。
第28回 実践的な技術戦略の立て方(15)
「最後の手段は人の入れ替えですね」と冷静にかみしめるような表情でつぶやいたのはA社の社長です。変わらない経営幹部たちにフラストレーションを感じているようでもありました。「人の入れ替え……。やはり最後はそこか」と私は社長の覚悟を感じました。
第27回 実践的な技術戦略の立て方(14)
「それで、どういう提案をしたのですか」。私がこう尋ねると、Aさんは黙ってしまいました。
第26回 実践的な技術戦略の立て方(13)
「業務が忙しくて新しいことができない」と、さまざまな所で耳にします。新規事業に限らず、会社で何か新しいことを始めるときに問題になるのは時間です。
第25回 実践的な技術戦略の立て方(12)
「技術の棚卸しをしているのですが、技術のまとめ方はこの粒度でよいのでしょうか」。これは、今や定番となっているオンライン打ち合わせで聞かれたことです。これを質問したのは大手企業の技術戦略部門の人です。仮にO社のAさんとしましょう。
第24回 実践的な技術戦略の立て方(11)
「当社でも遅ればせながらIPランドスケープらしきものを始めたんですよ。でも、技術者からの反応がいまひとつなんです」。先日、オンラインで打ち合わせをしていた時に、大手企業の知財部の人からこうした悩みを聞きました。
第23回 実践的な技術戦略の立て方(10)
「これまで研修を含めていろいろなことをしてみたのですが、社員の出す提案がいまひとつだったんですよね」。機械業を営むA社の社長(A社長)がこうこぼしました。
第22回 実践的な技術戦略の立て方(9)
新型コロナウイルス感染症の重症者数が増え、いつものような年末年始を過ごせない状況になりつつあります(2020年12月15日執筆時点)。世相は厳しいのですが、私のクライアント企業の皆さんは意外にも楽しそうに仕事をしています。
第21回 実践的な技術戦略の立て方(8)
先日、若手技術者にオンライン研修を行っていました。その時、「新型コロナ後もテレワーク続けたいですか」と聞いたところ、「続けたい」との意見がなんと9割を占めました。訳を尋ねると、「子育てと仕事の両立には不可欠」「業務効率が圧倒的に良い」といった業務上の理由もあれば、「出勤しなくて楽だから」という意見…
第20回 実践的な技術戦略の立て方(7)
「コロナ禍で仕事がストップしてしまっている」という会社もあるかもしれませんが、私のクライアントは、Webでもリアルでも仕事をしっかりと前に進めています。中には「こんな時期だからこそできることがある」と鼻息の荒い経営者もいます。
第19回 実践的な技術戦略の立て方(6)
「飲みに行くな」「大声でしゃべるな」……。こんな言葉を耳にすることが増え、個人的には息苦しい世の中になっていると感じています。しかし同時に、「社会のデジタル化の整備」や「世の中が十年進んだ」といった言葉も聞かれ、前向きな変化の兆しも見えています。一長一短ですね。