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 日経 xTECH土木面で、過去に公開したニュースをランキング形式でご紹介します。2018年9月9日~9月15日に読まれた記事の1~10位までを、本日9月9日~9月15日にかけて無料で読めるようにしました。

1位:火山灰質の盛り土が液状化、暗きょに流出した可能性も

地震後に液状化した札幌市清田区里塚の道路。かつては水田などがあり、小河川が流れる谷を埋め立てて造成した地域に、被害が集中したもようだ(写真:日経コンストラクション)
地震後に液状化した札幌市清田区里塚の道路。かつては水田などがあり、小河川が流れる谷を埋め立てて造成した地域に、被害が集中したもようだ(写真:日経コンストラクション)

 9月6日未明に発生した北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震で、広範囲の液状化が生じた札幌市清田区の里塚地区。道路が波打ち、住宅が傾いている――。同地区では地震直後から被害の報告が相次いだ。翌7日の午後1時すぎ、記者は北見工業大学の地盤工学の専門家らと共に現地に入った。

2位:タンカー衝突の関空連絡橋、橋桁190m分を起重機船で撤去へ

タンカーが衝突して4mほど横に移動した関西国際空港連絡橋の橋桁(写真:西日本高速道路会社)
タンカーが衝突して4mほど横に移動した関西国際空港連絡橋の橋桁(写真:西日本高速道路会社)

 西日本高速道路会社は9月7日、タンカーの衝突で損傷し、鉄道部に向かって4mほどずれた関西国際空港連絡橋の橋桁の撤去を始めたと発表した。鉄道運行の早期再開に向けて、2週間ほどで作業を終える予定だ。

3位:風化した軽石層が崩壊の引き金か、厚真町土砂災害

北海道厚真町で斜面崩壊が多発した現場。現地を訪れた9月7日と8日は、まだ行方不明者の捜索が続いていた(写真:日経コンストラクション)
北海道厚真町で斜面崩壊が多発した現場。現地を訪れた9月7日と8日は、まだ行方不明者の捜索が続いていた(写真:日経コンストラクション)

 北海道胆振(いぶり)東部地震による死者41人のうち、36人は厚真(あつま)町で生じた大規模な土砂崩れで亡くなった(9月11日時点)。行方不明者の捜索が続く9月7日と8日、記者は現地で専門家の踏査に同行した。「風化して粘性化した軽石層が滑り面となって表層崩壊を起こしたのではないか」。崩壊面や流出した土砂を観察した北見工業大学工学部の渡邊達也助教はこう推察する。

4位:厚真町で多発した土砂崩れの空撮写真、アジア航測が公開

東和地区付近から南東方向を撮影(写真:アジア航測)
東和地区付近から南東方向を撮影(写真:アジア航測)

 アジア航測は、北海道胆振(いぶり)東部地震で生じた土砂崩れの被害状況を、地震発生当日の9月6日に空撮。写真を公開した。最大震度7を記録した地震によって、北海道厚真町内では多数の土砂崩れが発生。一部では住宅を巻き込む被害も引き起こした。既に国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)が二次災害を防ぐうえでの技術的助言を行うために、現地での調査などを進めている。

5位:深さ90cmの側溝に女性転落、福島市に4500万円賠償命令

事故現場付近の道路構造
事故現場付近の道路構造
(資料:福島市)

 福島市の市道を日没後に自転車を押して歩いていた女性(当時78歳)が、深さ最大約90cmの側溝に転落してけがを負った事故を巡り、市に慰謝料や介護費用など約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟で、福島地裁は9月11日、市に約4500万円の支払いを命じた。

6位:船が橋に激突、過去の事故ではどう対応?

タンカーが衝突した関西国際空港連絡橋(写真:西日本高速道路会社)
タンカーが衝突した関西国際空港連絡橋(写真:西日本高速道路会社)

 台風21号の影響でタンカーが衝突した関西国際空港連絡橋で、損傷した橋桁の撤去に向けた作業が始まっている。詳しい損傷状況などは今のところ不明だが、復旧に当たっては上部構造に補強を施して再利用するか、損傷がひどい場合は新たに桁を製作し直さなければならないかもしれない。

7位:橋桁の撤去は12日から、タンカー衝突の関空連絡橋

起重機船による撤去計画。損傷箇所の構造形式は、道路と鉄道を分離した鋼箱桁橋だ(資料:西日本高速道路会社)
起重機船による撤去計画。損傷箇所の構造形式は、道路と鉄道を分離した鋼箱桁橋だ(資料:西日本高速道路会社)

 西日本高速道路会社は9月11日、タンカーの衝突で損傷し、鉄道部に向かって4mほどずれた関西国際空港連絡橋の橋桁の撤去を12日に始めると発表した。天候などの影響がなければ、14日にも作業が完了する見通しだ。

8位:関空3日ぶりに運用再開、地盤が2m高い2期島から

被災前の関空の全景。手前が1期島、奥が2期島。写真下端の連絡橋にタンカーが衝突した(写真:関西エアポート)
被災前の関空の全景。手前が1期島、奥が2期島。写真下端の連絡橋にタンカーが衝突した(写真:関西エアポート)

 台風21号による高潮で冠水した関西国際空港から9月7日午前11時50分、被災後の第1便となるピーチ・アビエーションの新潟行きが飛び立った。使ったのは、関空の2期島にある第2ターミナルビルとB滑走路だ。(関連記事:関空1期島が全域冠水、損害は運営権者の負担か)

9位:架設中の橋桁がバランス崩し落下、接触した2人負傷

仁反田川橋は、国土交通省長崎河川国道事務所が森山拡幅事業の一部として諫早市森山町内に建設している。同事業は雲仙市と諫早市を結ぶ国道57号の混雑緩和などが目的。橋の位置は編集部が書き加えた(資料:国土交通省)
仁反田川橋は、国土交通省長崎河川国道事務所が森山拡幅事業の一部として諫早市森山町内に建設している。同事業は雲仙市と諫早市を結ぶ国道57号の混雑緩和などが目的。橋の位置は編集部が書き加えた(資料:国土交通省)

 長崎県諫早市の橋の建設現場で8月29日午前9時ごろ、クレーンで吊った橋桁がバランスを崩し、橋脚上にいた作業員2人に接触して落下した。2人はともに負傷。橋桁は約6m下の道路上で中央付近が折れた状態で見つかったが、吊っている間に折れたのか、落下した際に折れたのかは、9月6日時点で分かっていない。

10位:JR日高線の橋桁が27cm横ずれ、復旧のめど立たず

橋桁の変位量が最も大きかった13P橋脚。様似(さまに)方面から苫小牧方面を見る(写真:JR北海道)
橋桁の変位量が最も大きかった13P橋脚。様似(さまに)方面から苫小牧方面を見る(写真:JR北海道)

 JR北海道は9月12日、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震で、厚真(あづま)川に架かるJR日高線の橋桁に最大27cmの横ずれが生じたことを明らかにした。被災した橋を含む苫小牧―鵡川(むかわ)間では軌道のゆがみも見つかっており、復旧のめどは立っていない。